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日田街道班 さいふまいりの道 現地調査

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 2月15日(水)、日田街道班の皆さんが「さいふまいり」の道について現地調査を行いました。
 前日までの今年最大の寒波が過ぎ、うってかわって絶好の晴天。集合地の太宰府市役所前では、まもなく満開の白梅と山上憶良の「春さればまづ咲く宿の梅の花 獨(ひとり)見つつやはる日暮さむ」の歌碑がボランティアのみなさんを見送ってくれました。

 今回は宇美町の貴舩神社(貴船2丁目)から宇美八幡宮までの旧道を歩きながら、道沿いに残る文化遺産を調査。
 頭巾山、三郡山、若杉山を右手に眺めながら八幡産宮、疫神社、猿田彦、浮殿等の文化遺産を巡り、宇美八幡宮に到着しました。
 調査の途中では、古代では高貴な甘味料であった「あまづら」を発見。史跡解説員の藤田さんから、その汁の取り方、煮詰め方を伝授いただきました。

 宇美八幡宮に参拝後は、隣接する宇美町立歴史民俗資料館を見学。資料館の平ノ内さんに、古い道筋や猿田彦碑の移転をはじめ、宇美町の歴史に関する詳細なお話を聞かせて頂き、ボランティアさんの質問1つ1つにも丁寧に解説をしていただきました。

 次回は北谷周辺の旧道を現地調査します。

2月定例会

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 2月10日(金)、プラムカルコア太宰府にて2月の定例会が開催されました。
 はじめに、太宰府市文化財課の宮崎氏より今後の「太宰府文化遺産調査活動」についてお話がありました。これまでの遺産調査活動は今年度で終了する方向で、来年度以降については、これから検討していくという趣旨でした。

 1年に渡ってお話いただきました梅崎満里さんの「太宰府と陶磁器」の講座も今日で最後となりました。最終回のテーマは「日本の磁器」。中でも、有田焼の様式の変遷について詳しくご説明していただきました。中国の影響が大きかった時代の文様が次第に日本独自のものに変化してゆく様子や海外輸出のために作られた器、将軍家、幕閣への献上の為の器など映像を見ながら丁寧にご説明頂きました。

 毎回、限られた時間の中で、ユーモアを交えながら、かつ、専門的な事柄も取り入れ、また、梅崎先生の優しい語り口調に、聴者も惹きつけられた講座でした。一年間ありがとうございました。

 続いて、情報発表として、太宰府東小学校区班長の鬼丸さんより「太郎左近社 春の大祭」「天満宮 節分行事」について調査報告がありました。 

 天満宮の節分の、鬼を払って福を招き入れる「豆まき神事」は、毎年大賑わいとのことで、来年は、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

水城小学校区班 班会議

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 1月24日(火)、雪が舞うなか、水城小学校区班の今年初めての班活動が行われ、6名の方が参加されました。

 会議では、以前から調査している水城尋常高等小学校『郷土讀本』の読み合わせを実施。

 郷土讀本に出てくる水城小学校付近の道筋について、どの道を通って行ったのか、川遊びについては、今のどの辺りで遊んでいたのかなど讀本を読み合わせながら、その昔に思いを馳せました。
 また、8月のお盆時期・精霊送りの際に、団子や茄子などで作った「とりのこ」とはどんな物か。気になった文化遺産の調査を行っています。

1月23日(月) 国分小学校区班 振り返り調査・班会議

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 1月23日(月)、国分小学校区班は今年初めての班活動で、龍頭光山筑前国分寺様の振り返り調査と班会議を行いました。
 昨夜からの雪で、筑前国分寺跡をはじめとするあたり一帯は銀世界で、いつもに増して厳かな雰囲気に包まれていました。

 はじめに、筑前国分寺の安藤様に読経いただき、その後、国分寺の経歴、ご本尊・伝薬師如来坐像、境内の仏像などのご説明を頂きました。
 ご本尊・伝薬師如来坐像の佇まいは、ふくよかであたたかく、優しさにみちていました。国の重要文化財に指定されており地域の方からは、「お薬師様」と呼ばれ、病気の治癒をお願いする佛様として深く信仰されています。

 振り返り調査後は、文化ふれあい館に移動し、打ち合わせを行いました。次回、個々に意見を出し合って、今後の活動案を検討する予定です。

日田街道班 さいふ詣り道筋調査

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 1月18日、もうすぐ二十四節気の「大寒」を迎えるだけあって、真冬らしい寒さとなりました。気温3℃の冷たい風の中でしたが、日田街道班の皆さんは、いつものように和やかでわきあいあいに、さいふ詣り道筋の調査を行いました。

 今回は太宰府の北の構え口にあたる三条口から宇美八幡宮への道のりの調査の1つで、宇美町原田橋バス停より庚申尊天、貴船神社(原田5丁目)、延命地蔵尊等を回りながら、貴舩神社(貴船2丁目)にかけて旧道沿いにある文化遺産などを調査しました。

 また、道中では班長の大場さんより、北谷から首羅山までの修験道の話、元寇の時に筥崎宮が避難した極楽寺の話など、興味深い歴史についての解説もありました。

 現地調査終了後は、太宰府市公文書館にて開催の「太宰府の絵師 吉嗣拝山~吉嗣家資料から~」と「三奈木黒田家の所領であった国分村の御茶屋」のパネル展示見学会にも参加されました。
 ボランティア皆さんの熱心な学習意欲に脱帽です。

1月13日(金) 太宰府文化遺産調査ボランティア現地研修

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 1月13日(金)、太宰府文化遺産ボランティア現地研修として、太宰府ゆかりの伯東寺・輪蔵拝観と伝統的建造物群保存地区・白壁の町 吉井町への訪問を実施。
 寒さの厳しいなか、朝早くから31名にご参加いただきました。

 研修ではまずはじめに、田主丸町にある古刹 伯東寺を訪問しました。
 伯東寺では細川住職様が出迎えて下さり、境内にある輪蔵附経蔵の説明をして頂きました。
 伯東寺に残る輪蔵は、心柱に残された銘から享保14(1729)年に太宰府天満宮で造られたことがわかり、やがて神仏分離に際して、鳥栖の西法寺へと移り、明治16(1883)年に伯東寺第十代住職であった千厳師に譲られ、この地において門徒たちの学問研鑽の場として賑わったとのことです。
 一切経6959巻が保管されている輪蔵の内部も拝見させていただき、内外にほどこされた金細工や複雑な木組みは、圧巻でした。この輪蔵は、福岡県有形民俗文化財に指定されています。

 また、太宰府ゆかりの人物である宮小路浩潮が、伯東寺第十代住職千厳師に贈られたというの貴重な「書」も拝見することができ、大変有意義な時間となりました。


 伯東寺を辞した後は、昼食をとり、吉井町へと向かいました。
 吉井町では、観光ガイドの会長を務め、重要伝統的建造物群保存地区の保存活用に携わる星野正利さんにご案内いただきました。
 吉井の街並みを散策しながら、五人の庄屋さんの話、3mを超えるえびす像、なまこ壁と呼ばれる白壁、吉井の地名の由来(良い水が湧き出る井戸があったこと)、水がとにかくきれいで上水道がなく、井戸水を使っていることなどなど説明して下さいました。

 また、吉井町はおひなさまめぐりで有名で、今年の開催に向けてきれいに飾りつけしてありました。
 今回は、熊本地震で被害を受けられた方たちを応援する意をこめて、熊本にもおひな様を運んで飾りつけするそうです。

 
 幸いお天気にも恵まれ、太宰府ゆかりの文化遺産をめぐり、まちづくりの取り組みを知る有意義な研修となりました。
 参加の皆様、大変お疲れ様でした。

12月19日(月) 国分小学校区班 班会議

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 12月19日(月)、国分小学校区班は今年の締めくくりとして班会議を行いました。

 会議では、来年度の議題として、
①国分小学校区班の活動のまとめ
②四王寺登山 登山道の確認、住民の方との登山日程確認
③地域の文化遺産見守り活動 水城跡~日田街道
について話合われました。

 国分地区の歴史や文化について、地元の皆さんに広く知って頂きたいというボランティアの皆さんの熱い思いが感じられました。


 ボランティアの皆様方、今年も1年間活動お疲れ様でした。
 来年もどうぞよろしくお願いいたします。

特別史跡『大宰府跡』 蔵司地区 現地説明会の開催

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 12月16日、観世や坂本など地域の方々へ向けた特別史跡『大宰府跡』蔵司地区の調査説明会が行われました。

 開催に先立ち、調査を担当されている九州歴史資料館の吉村室長より挨拶があり、大宰府史跡の開発と史跡指定の経緯、地元の方々の反対や市の陳情など様々な出来事を経て、昭和43年から史跡発掘がはじまった経緯のお話がありました。
 現在行われている発掘調査には地元の方々が多数参加されており、改めて「大宰府史跡」が地域の方々に支えられているのだと感じました。

 現地の解説では、九州歴史資料館の大庭さん・下原さんより説明があり、「7世紀末〜8世紀初めのものとみられる掘立柱建物跡1棟が新たに確認された事」「法隆寺伝法堂のような建物が建っていたと推定されている事」など、興味津々の調査成果のお話がありました。

 当日は気温6℃、北西の冷たい風にみぞれが混じるあいにくのお天気でしたが、見学者の皆さんは熱心に聞き入られ、積極的に質問されていました。また、掘立柱の穴をのぞき込まれたり、柱座を持つ礎石を数えられたりしながら、古代「西の都」大宰府の浪漫に思いを馳せておられました。

 現地説明会が開催の折には、ぜひ皆様ご参加下さい。

国分小学校区班よりメッセージ

 太宰府文化遺産調査事業では、各班の地域における活動を支援しています。
 このたび、国分小学校区班のメッセージが国分区の広報に掲載して頂ける運びとなりました。広報では誌面の関係上、文章が短縮になりましたので、こちらではその全文を掲載いたします。
 ぜひ、身近な文化遺産と調査活動を知っていただければと思います。


「未来へ守り伝える」

 国分小学校への新しい道路が完成し、バスがようやく通るようになりました。この道路建設にあたって行われた発掘調査で「花寺」と墨書された土器が出土したことをご存知でしょうか。
 「花寺」が意味するものは筑前国分尼寺・正式名称「法華滅罪之寺」。この国分の地に、奈良時代に建立された筑前国分寺とともに国分尼寺が確実にあったことを伝えてくれるものです。
 わたしたちが住む国分・水城地区には、特別史跡水城跡・大野城跡(四王寺山)をはじめ、由緒ある寺社、地域で守り受け継がれてきた石碑や祠など、「現在まで残され、未来へ伝えるべき、過去の時代の文化財」=”文化遺産”が数多く残っています。文化遺産は形あるものだけではありません。国分天満宮・衣掛神社・老松神社で行われる宮座・どんど焼などの行事、四王寺山の四季の風景、新池、西の池などに映り込む夕日、国分寺裏のカイノ木の紅葉など、景観もまた”文化遺産”です。

 私たちは文化遺産調査ボランティアとして”文化遺産を調査・記録し、見守る。そして、地域の皆さんにその魅力を伝える”活動をしています。
 文化遺産調査活動を通じての醍醐味は、新しい発見と出会いです。数多く残る遺跡、豊かな自然などなど、地域の皆さんと一緒に未来に守り伝えていきたいものです。これからもよろしくお願いいたします。

          文化遺産調査ボランティア 国分小学校区班 

12月9日(金) 12月定例会

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12月9日(金)、プラムカルコア太宰府にて12月の定例会が開催されました。

 梅崎満里さんの講座 「太宰府と陶磁器」第7回目は、「青花と五彩」についてお話いただきました。
 青花とは、「青い文様」の意で、白地に青い文様を表した磁器です。日本では、「染付」と言います。
 また、五彩とは多色(必ずしも5色とは限らない)の絵具を用いて白磁の秞上に図柄を描いた磁器です。

 中国陶磁器の代表的生産地「景徳鎮」は、青磁、白磁に続き、元代(13世紀)に入ると藍色の絵を鮮やかに描いた青花や赤や緑の色とりどりの磁器五彩をヨーロッパやイスラム圏に輸出し、続く明代(14世紀から17世紀)には、まさに「景徳鎮」の時代が到来し、世界中を駆け巡りました。

 青の凛とした美しさの青花、色とりどりの華やかな五彩、茶の湯や王侯貴族のコレクションに収まるなど、世界の陶磁器の発展にも多大な影響を及ぼしました。その美しさは、現代の今も変わらず輝き続けています。

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