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四王寺山勉強会 那珂川町 現地調査

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2月24日(金)、四王寺山勉強会の皆さんが那珂川町の史跡や文
化財、太宰府にまつわる文化遺産などの現地調査を実施しました。

今回の現地調査は四王寺山勉強会が研究テーマとしている「太宰
府旧蹟全図」に関連するもので、絵図に記されている「トンゴテン」
「大裏(ダイリ)」など安徳天皇伝説にまつわる地名が調査のきっ
かけでした。

平安時代末期、平家一門と共に都落ちをし九州にやってきた安徳
天皇は、原田種直の宿所に滞在したと『平家物語』は伝えています。

原田種直の宿所があったとされる場所は太宰府市と那珂川町の両
説がありますが、今回は那珂川町の関連する史跡などを訪ねました。

現地調査では、まず那珂川町教育員会茂和敏さんに那珂川町の歴
史について解説して頂き、その後ご案内頂きながら各所を巡りました。

中世の山城で原田氏・少弐氏の拠点として機能した岩門城跡から
は那珂川町が一望でき、安徳天皇伝承の伝わる「安徳台」、伝承
に関連する「ウソん谷」「御迎(おむかえ)」「追松(おいまつ)」
などの場所を確認する事が出来ました。

また、安徳台の麓を流れる「裂田溝(さくたのうなで)」は『日本
書紀』にも記されている人工水路で、見学を通じて当時の土木技
術のあり方や一帯の歴史的景観を確認しました。

今回の現地調査では、安徳天皇伝説をはじめとする地域における
文化遺産のあり方を見ることが出来、「伝承」を含めた文化遺産
の保護や継承の重要性を改めて感じた研修となりました。那珂川
町と太宰府の歴史や文化など様々なつながりについて今後も調査
を進めてまいります。