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太宰府への道しるべ ~筑紫野市岡田の追分石~

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筑紫野市の岡田地区に鎮座する老松神社は、境内に北朝方の年号
である康永4(1345)年の紀年銘がある阿弥陀三尊板碑(あみださん
ぞんいたび)が祀られている由緒ある神社です。

また、隣接地には子供のよだれを治すと伝えられるよだれ地蔵尊
も祀られています。

この老松神社・よだれ地蔵がある一角に「太宰府」が記された追
分石が残されています。碑の表面はかなり磨滅していますが、

・東面
「          太宰府 □□    
  ←(左矢印) 天山        道
           寶満  米山   」
・南面
「 →(右矢印) 下見 筑□ 原田
                道
  ←(左矢印) 常松 永岡 山口   」
・西面
「大典記念岡田青年會」
と彫られています。

時代の流れや区画整理によって、一帯の風景や建立場所は変わっ
てしまいましたが、街道を行きかう当時の人々にとって「太宰府」と
いう地名が一つの指標であり、岡田地区から天山を経て太宰府
を訪れる人々がいた事を物語ってくれる貴重な文化遺産です。