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見頃を迎えたモクゲンジュ(木槵樹)の花

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菅原道真公ゆかりの樹木、モクゲンジュが今きれいな黄色い花を
咲かせています。

戒壇院の山門礎石を進んで本堂向かって左手に、青々とした葉の
中から花序をすうっとのばして鮮やかな黄色い花をたくさん付け
ています。花弁の基には赤い粒のようなものがついており、花弁
の黄色を見事に引き立てています。

謡曲「道明寺」によると、元慶8(884)年、道真公は一切の衆生が
世の中を安穏に暮らし、来世で極楽往生できるようにと、5部の
大乗教を書き写され現在の大阪道明寺の地に埋められました。
不思議なことにその経塚からモクゲンジュが芽を出しました。

後の時代、極楽往生を祈り善光寺に籠もっていた僧侶が、天神様
ゆかりのこのモクゲンジュの種で数珠を作り百万遍念仏を唱える
と極楽往生できるという霊夢を見て、道明寺の地に赴きました。
道明寺に参拝し、天神さまのお使いの神と出会い種を得てお告げ
に従い、余生を送り極楽往生したというお話です。

五条の金掛天神境内や新町の西正寺の境内、観世音寺の碾磑(てん
がい)付近にもモクゲンジュがあるそうです。
お近くの方はぜひ見に行かれてはいかがでしょうか。