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高雄の自然と歴史 市民遺産認定! 2月21日

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立春を過ぎてもまだまだ寒い2月21日。太宰府天満宮は観梅や春の
銘酒展で、九州国立博物館では百済展の観覧者で大変賑わってい
ます。

その九州国立博物館のミュージアムホールで本日、会場に入りき
れないほどのお客様に見守られながら、第5回太宰府市景観・市民
遺産会議が開催されました。

最初に第1回だざいふ景観賞の表彰式が行われました。様々な部
門を設け、60もの推薦箇所の中から、太宰府らしい景観・古都の
魅力あふれる景観が選定され表彰されました。

その後景観・市民遺産会議が開かれ、前回認定された第9号「苅萱
の関跡とかるかや物語」の育成団体、かるかや物語を伝える会の方
から活動報告があり、いよいよ今回手を挙げた市民遺産候補の団
体のプレゼンテーションが始まりました。

まず太宰府梅ばやし隊提案の「太宰府の梅上げ行事」。実際のお
囃子とともに揃いの法被の方々がたくさんの幟とともに入場され、
会場が一気にお祭りのような雰囲気に。梅上げの歴史は長く、ス
ライドでは当時の古写真が多く紹介され、それに写る酒樽や牛、
参加者の服装の変遷などについて説明されました。この梅上げ行
事がその時々の初老・還暦を中心に今日まで大切にまた賑やかに
守り伝えていた行事であることがよく伝わりました。

続いて、高尾山の自然と歴史を語り継ごう会提案の「高雄の自然
と歴史」。この会の皆さんは、太宰府文化遺産調査ボランティア
の太宰府南小班を中心に、これまでコツコツと地域の文化遺産の
調査を重ねてこられました。このブログでもたびたびご報告して
います。この度その成果をスライドで紹介し、地域の5つ自治会
および周辺自治会の協力を得ながら、より一層の調査と認知度の
向上のために、この自然豊かでさまざまな歴史のドラマも展開さ
れた素晴らしい高雄をぜひ市民遺産に!とのお話でした。

近年は自治会長が小学校にお話に行かれたり、小学生の地域史学
習の成果を地域の文化祭で展示したり、住民の皆さんと一緒に町
歩きをしながら、いつも目にする石碑についてお話をして理解を
深めてもらったりしています。

高雄地域という広範囲な「エリア」であるがゆえに個人所有のも
のも点在。これまでと少し傾向の違う候補ということもあって、
委員の方からもご質問やご提案がありました。課題はいくつかあ
りますが、まさにこれから皆で育てていくための第一歩として、
高尾山の自然と歴史を語り継ごう会としては認定を強く希望され
ていました。

協議後、「太宰府の梅上げ行事」は第10号、「高雄の自然と歴史」
は第11号として、どちらも満場一致で認定され、会場は大きな拍
手に包まれました。

後半の市民遺産関連ステージでは、筑前琵琶保存会教司 寺田
蝶美さんによる演奏「苅萱物語」。第9号の「苅萱の関跡とかる
かや物語」認定後、新しく作られた作品とのことで、苅萱道心と
石童丸の切ない場面を感情豊かに歌い上げられました。
認定書授与式や先生方のご講評の後、今回も盛会のうちに終わり
ました。

高尾山の自然と歴史を語り継ごう会の皆さん、本当におめでとう
ございます。ご準備大変お疲れ様でした。
保存協会としても、引き続きこれからの活動を支援していきたい
と思っています。