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国分小学校区班よりメッセージ

 太宰府文化遺産調査事業では、各班の地域における活動を支援しています。
 このたび、国分小学校区班のメッセージが国分区の広報に掲載して頂ける運びとなりました。広報では誌面の関係上、文章が短縮になりましたので、こちらではその全文を掲載いたします。
 ぜひ、身近な文化遺産と調査活動を知っていただければと思います。


「未来へ守り伝える」

 国分小学校への新しい道路が完成し、バスがようやく通るようになりました。この道路建設にあたって行われた発掘調査で「花寺」と墨書された土器が出土したことをご存知でしょうか。
 「花寺」が意味するものは筑前国分尼寺・正式名称「法華滅罪之寺」。この国分の地に、奈良時代に建立された筑前国分寺とともに国分尼寺が確実にあったことを伝えてくれるものです。
 わたしたちが住む国分・水城地区には、特別史跡水城跡・大野城跡(四王寺山)をはじめ、由緒ある寺社、地域で守り受け継がれてきた石碑や祠など、「現在まで残され、未来へ伝えるべき、過去の時代の文化財」=”文化遺産”が数多く残っています。文化遺産は形あるものだけではありません。国分天満宮・衣掛神社・老松神社で行われる宮座・どんど焼などの行事、四王寺山の四季の風景、新池、西の池などに映り込む夕日、国分寺裏のカイノ木の紅葉など、景観もまた”文化遺産”です。

 私たちは文化遺産調査ボランティアとして”文化遺産を調査・記録し、見守る。そして、地域の皆さんにその魅力を伝える”活動をしています。
 文化遺産調査活動を通じての醍醐味は、新しい発見と出会いです。数多く残る遺跡、豊かな自然などなど、地域の皆さんと一緒に未来に守り伝えていきたいものです。これからもよろしくお願いいたします。

          文化遺産調査ボランティア 国分小学校区班