記事一覧

太宰府小学校班 太宰府小学校の現地調査

ファイル 168-1.jpgファイル 168-2.jpgファイル 168-3.jpgファイル 168-4.jpg

8月1日(金)、台風の影響を受けた曇天の下、太宰府小学校班の
皆さんが現地調査を行いました。

班の皆さんは五条公民館に集合し、まずは調査についての打ち合
わせを実施。太宰府小学校にまつわる昔のお話や古写真などを確
認しました。

その後、太宰府小学校の敷地内にある平重盛墓について聞き取り
調査を行い、古写真、記録、由緒や移転の経緯などについて詳し
いお話を伺うことが出来ました。

その後、太宰府小学校を訪問。先生にご挨拶した後、実際に学校
内の敷地を調査させて頂き、忠霊塔や五才の菅公像、記念碑など
様々な文化遺産の写真について撮影を行いました。

太宰府小学校のグラウンドの一角はもともと「小松谷」と呼ばれ
ていた場所で、平家の武将・平重盛のお墓と伝わる石祠があります。
明治・大正・昭和と時代の流れのなかで重盛墓も何度か移転しま
すが、現在も大切に手入れをされ、静かに祀られています。

太宰府小学校班では本年度、資料や記録と照らし合わせながら「太
宰府小学校」の変遷を調べ、地域の移り変わりや文化遺産との関
連を調査しています。今後も丁寧に調査・記録を行いながら、太
宰府にまつわる文化遺産を未来へと伝えてまいります。

夏祭り 衣掛天満宮・王城神社

夏休みに入り、各地で地域の夏祭りが開催されています。

菅原道真公ゆかりの衣掛天満宮では「およど(夏祭り)」と「茅の
輪くぐり(夏越しの祓い)」についてご案内の立て看板が出され
ていました。

それによりますと、「およど」とは「夏期に流行する悪疫を除去し
家内安全を祈る」ものであり、「清々しく新たな気持ちで夏を迎
えましょう」というお祭りだそうです。

また、「茅の輪くぐり」とは、正月から半年経ったこの時期の夏越
しの大祓に使用される「茅草で作られた大きな輪」をくぐること
により、悪疫や罪などが祓われるとのことでした。どちらの足か
ら入ってどうくぐるのかといったことも図解されていました。

当日は皆さん神妙な顔つきでくぐっていました。青い茅のよい香
りは清々しい気分にさせてくれます。御神酒の振る舞いがあり、
お祭りも盛り上がってくると爆竹など小規模ですが花火も行われ
ていました。

ファイル 167-1.jpg
ファイル 167-2.jpg

また、通古賀区でも7月最後の週末に王城神社で夏祭りが開催
されました。浴衣姿の小学生や甚兵衛姿の小さな子供たちもた
くさん参拝していました。太鼓やひょっとこ踊りなど境内では
演舞も披露され、拍手や笑い声が絶えません。出店も安価でお
いしいせいか長蛇の列で大変な賑わいを見せていました。 

どちらも氏神さまの元で、夏を乗り越える熱気に包まれ、ます
ます地域の親睦も深まっていくようでした。

8月にかけても夏祭りが随所で行われます。お神輿や燈籠を
作ったり子供たちが踊ったりと地域毎で趣向を凝らして、子
供たちにとっても大人にとっても楽しみな行事になっています。

ファイル 167-3.jpg
ファイル 167-4.jpg

水城小学校班 政庁跡~坂本地区の現地調査

ファイル 166-1.jpgファイル 166-2.jpgファイル 166-3.jpgファイル 166-4.jpgファイル 166-5.jpg

7月22日(火)、梅雨明けの青空が広がるなか、水城小学校班の
皆さんが大宰府政庁跡から坂本地区にかけての現地調査を行い
ました。

班の皆さんは政庁跡に集合し、まずは史跡地中央に位置する三つ
の石碑から調査を開始。前回の調査時と何か変化はないか、資料
と照らし合わせながら確認調査を行いました。その後、後殿跡を
抜けて坂本地区へと向かい、坂本八幡神社、オカッテンサン、玄
清法印之墓などを丹念に見て回りました。

坂本八幡神社前の広場では水神祭りの風習である「ダブリュウ」
が今年もみられました。坂本地区の方々が当番でされており、毎
年少しずつ特徴が違うそうです。また、地域の氏神様として大切
に祀られている坂本八幡神社では、石畳など境内がきれいに整
備されており、それらの変化も記録しました。

坂本八幡神社の調査後は北へと延びる道を歩き、坂本地区へ。
家々の合間に、鬼子母神を祀るオカッテンサン、灯明があげられ
る線刻の恵比寿様、平安時代の高僧・玄清法印の墓所など歴史あ
る文化遺産が点在しており、以前と変化がないか調査を行いました。

水城小学校班では資料や記録と照らし合わせながら、担当地域の
文化遺産を積極的に振り返り調査しています。調査では、文化遺
産の損傷や移転などの変化がありますが、その一方で、新しく刻
銘に墨入れがされ大切に祀られている様子や、以前よりきれいな
姿になっていたりと、嬉しい変化もあります。

今後も文化遺産調査では、地域で大切にされている文化遺産を見
守りながら、丁寧に調査・記録を行い、太宰府の文化遺産を未来
へと伝えてまいります。

隈麿公のお墓 夏まつり

ファイル 165-1.jpgファイル 165-2.jpgファイル 165-3.jpgファイル 165-4.jpg

朱雀3丁目榎区にある隈麿公のお墓。菅原道真公の息子にあたる
隈麿公のお墓といわれています。このお墓の周りには六弁のウメ
や大きなクスノキがあり、近所にお住まいの菊武さんによって守
られてきました。一昨年、今後の管理を榎区が引き継ぎ、以来、
日々の清掃や春夏のお祭りについても協力して、地域の文化遺産
として守り継がれています。(太宰府市民遺産第7号)

7月15日は夏まつり。太宰府天満宮の神職の方々により祝詞が
奏上され、隈麿公の御霊をお慰めしました。地域の方をはじめ文
化遺産調査ボランティアの方も含め約15名ほどが集まりました。
皆さんそれぞれ玉串を奉じ、お参りをしました。例年蒸し暑い中
セミの鳴き声が敷地内を包みますが、この日は曇天だったせいか
あまり聞こえませんでした。

春先、天満宮の庭師の方々により枝打ちが行われ、とても身軽に
なっていたクスノキの大木もみるみるうちに柔らかい若葉が芽吹
き、力強い生命力を私たちに示していました。

敷地内に3ヵ所ベンチが新設されています。枝打ちの際の廃材を
利用して作られたそうです。
「訪れる方々のしばしの休息に、腰掛けていただきたいです。」と
菊武さんは話されていました。
近いうちにクスノキの枝葉が木陰を作ってくれそうです。

春のおまつりは4月15日です。

旭地蔵尊夏まつり

ファイル 164-1.jpgファイル 164-2.jpgファイル 164-3.jpgファイル 164-4.jpg

毎年7月13日は五条の旭地蔵尊の夏まつりです。
ふだんからお参りする人の絶えないこのお堂ですが、いつにも
増して賑わう一日です。

この日は朝から世話人の皆さんが祭壇に果物やお菓子などを供
え近くの白川橋の欄干には提灯や吹き流し、幟旗をくくりつけ、
お堂の横の広場では飲み物など接待の準備が始まります。

9時から参拝客が訪れ始め、11時の供養読経が始まる頃には
20名位の参拝客でお堂はいっぱいになりました。博多の崇福寺
から和尚様がお越しになり、読経が流れるおよそ20分間、それ
ぞれ順にお焼香をし、熱心に拝んでいました。その後も三々五々
とお参りの方が来られていました。

夜8時くらいまでろうそくの火は消えません。「私の主人のひい
おばあちゃんの頃には、すでに行われていたおまつりだそうで
すよ。長いですね。」とお話くださる方や、今年は日曜日でした
が、この日が平日であれば「下校途中の小中学生もお参りをし
お茶を飲んだりして寄り道してくれますよ。」と世話人の方から
のお話も聞くことができました。

世話人の皆さんの方で、この旭地蔵尊の法要をこれまでご参拝
の方々にハガキで毎年ご案内しているそうです。一時期は500
通近く発送していたそうですが、だんだん減って、今年は350
通くらいだったそうです。

それぞれが日々お参りし、大切に守られてきた旭地蔵尊。
旭地蔵尊と文字の入ったタオルと蒸し饅頭を手に、「また来年お
会いしましょうね。」と笑顔でお互いを見送るお年寄りの姿がと
ても印象的でした。

7月11日 定例会 

ファイル 163-1.jpgファイル 163-2.jpgファイル 163-3.jpg

7月11日(金)、太宰府市の文化ふれあい館にて文化遺産調査
ボランティア定例会が開催されました。

定例会では国分小・水城西小・日田街道・水城小・太宰府小・
太宰府南小の各班から活動報告が行われました。実施した現地
調査をはじめ、現在取り組んでいる活動や班メンバーの増加な
ど様々な活動報告があり、地域ごとに特色ある活動が進んでい
ます。

また、会の後半には福岡市の箱崎地区で行われている人形飾り
の映像資料を観賞しました。太宰府では連歌屋から出土したこ
とが知られる人形飾りですが、箱崎地区では現在も地元の方々
によって行われており、子供達が各地域の人形飾りを巡る映像
はとても微笑ましいものでした。

定例会終了後は各班に分かれての会議を開催し、今後の活動に
向けて熱い協議が行われました。これから暑さ厳しい時期を迎
えますが、夏にまつわる行事や風習なども調査・記録を進めて
まいります。

見頃を迎えたモクゲンジュ(木槵樹)の花

ファイル 162-1.jpgファイル 162-2.jpgファイル 162-3.jpgファイル 162-4.jpg

菅原道真公ゆかりの樹木、モクゲンジュが今きれいな黄色い花を
咲かせています。

戒壇院の山門礎石を進んで本堂向かって左手に、青々とした葉の
中から花序をすうっとのばして鮮やかな黄色い花をたくさん付け
ています。花弁の基には赤い粒のようなものがついており、花弁
の黄色を見事に引き立てています。

謡曲「道明寺」によると、元慶8(884)年、道真公は一切の衆生が
世の中を安穏に暮らし、来世で極楽往生できるようにと、5部の
大乗教を書き写され現在の大阪道明寺の地に埋められました。
不思議なことにその経塚からモクゲンジュが芽を出しました。

後の時代、極楽往生を祈り善光寺に籠もっていた僧侶が、天神様
ゆかりのこのモクゲンジュの種で数珠を作り百万遍念仏を唱える
と極楽往生できるという霊夢を見て、道明寺の地に赴きました。
道明寺に参拝し、天神さまのお使いの神と出会い種を得てお告げ
に従い、余生を送り極楽往生したというお話です。

五条の金掛天神境内や新町の西正寺の境内、観世音寺の碾磑(てん
がい)付近にもモクゲンジュがあるそうです。
お近くの方はぜひ見に行かれてはいかがでしょうか。

国分小班・水城西小班 合同班活動

ファイル 161-1.jpgファイル 161-2.jpg

8月~9月にかけて写真展を企画されている国分小班・水城西小
班の皆さん。

これまでの約6年間、地域の文化遺産の調査を行い、国分小班に
ついては昨年からは小学生や地域の皆さんにそれらをご案内する
活動へと展開されてきました。先週の国分小学校6年生の歴ウォー
クのご案内も無事終わり、水城西小班の皆さんとこの日は来月か
ら開催予定の写真展「まもりつがれた水城跡の四季」の準備にお
集まりです。

記録的な豪雨となり、時折の稲光に驚きながらも、ご来館の方に
見ていただきたい自慢のショットを丁寧に吟味されていました。
皆さん、古写真や四季折々の水城跡の風景に改めて「1350年もの
間まもりつがれてきてよかった」と思われていたようでした。

選ばれた写真は、ボランティア活動を通して得られたアングルで
切り取った水城跡の、繊細な四季の移ろいや現地の様子の変遷を
ご来館の方に見ていただき、これからも一緒にまもりついでいき
たいという思いが強く表れているものになっています。

準備が大詰めを迎えます。
各会場の開催日程などは後日ご案内いたします。

戒壇院 大般若祈祷会・お施餓鬼

ファイル 160-1.jpgファイル 160-2.jpgファイル 160-3.jpgファイル 160-4.jpg

7月6日(日) 戒壇院にて、大般若祈祷会・お施餓鬼が行われました。
大般若祈祷会とは600巻にも及ぶ経典「大般若波羅蜜多経」を転読、
祈祷する法要です。聖福寺のご住職をはじめおよそ15名の和尚様
が壇上に上がられました。雨音が時折激しくなる中、たくさんの教本
を繰りながら読経される大きな声が、木魚や鈴の音とともに堂内に
響き渡りました。お施餓鬼とは、亡くなられた有縁無縁の方々が、
その後の世界で飢えや渇きに苦しむことのないように霊を供養し、
また自らの健康長寿を願うという仏事です。

檀家の皆さんをはじめ多くの参拝者が堂内外で熱心に手を合わせ
ていました。雨天のせいで例年より参拝者は少ないとのことでしたが、
50名近くは集まられたように思います。最後に戒壇院の和尚様か
らお話をいただきました。「神仏を信じる心や手を合わせる行為
はどんな時代になっても変わらずに大切なことである」とのお話に、
参拝者の方々も深くうなづいていました。終了後、お札を頂戴し
お堂の周囲に飾られた小さな幡も皆さん大切に持ち帰っていま
した。

国分小学校6年生 歴史ウォーク

ファイル 159-1.jpgファイル 159-2.jpgファイル 159-3.jpgファイル 159-4.jpgファイル 159-5.jpg

7月4日(金)市内の国分小学校の6年生およそ100名が、時折小
雨が降る中、地域の史跡めぐりを行いました。総合と国語の単元
を合わせての授業で、「町のパンフレット」を作成するそうです。

文化遺産調査ボランティアの国分小学校班の皆さんが水城の展
望台や、衣掛神社・国分松本遺跡や筑前国分寺跡などの史跡地に
待機し町をめぐる小学生に史跡解説をしました。

小学生は慣れない山道を頑張って上り、展望台から眺める景色や
連なる水城の堤に歓声を上げたり、自宅を探したり、筑前国分寺
跡では長い正座に耐えながら本堂で和尚様のお話を熱心に聞い
ていました。

通学路にある陣ノ尾古墳では、市の文化財課の協力で開錠して
いただき、石室に入ることもできました。

校区内の文化遺産をめぐった3時間でしたが、じっくりと中を見
たり、解説を聞いたりすることが初めてということもあって「(毎日
通るのに)知らなかったです。」「(陣ノ尾古墳の)中を見てみた
かったから嬉しい!」といった声が聞かれました。

初めて訪れたという生徒さんもいて、自分の校区なのに知らない
文化遺産があるということにボランティアさんも少し驚かれたよ
うで、「こんな機会で(校区の文化遺産を)知ってもらえてよかった。
小学校の名前にもなっている国分地域に愛着と誇りをもって
もらえたら嬉しいですね。私たちも小学生とお話ができて楽し
かったですよ。」と感想を聞かせてくださいました。

ちょうど聖武天皇や国分寺が建立された時代を学習した後な
ので、興味関心も高いとのことでした。どこの史跡地でも大変
気持ちの良い元気な挨拶が響いていました。

これからも文化遺産調査の成果を生かし、このように地域に
伝える活動を続けて行きたいと思っています。来年の6年生
にもまたお話できることを願っています。

ページ移動