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太宰府における時の記念日の行事 太宰府市民遺産第6号

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本日6月10日は「時の記念日」。
大正9年、欧米並みの生活改善や合理化を図り、時間の大切さを
尊重する意識を広めるために設けられました。
太宰府における記念行事の推移と近年の動きについては、太宰府
市民遺産第6号「太宰府における時の記念日の行事」のリーフレット
に詳しく記されています。
主に水城小学校卒業生の方々によって構成されている辰山(とき
やま)会がこの記念行事を主催され、平成23年11月に市民遺産の
認定を受けられてからはますます盛況な行事となってきています。

120名を越える参加者を前に、定刻の6時10分に開会しました。
萩尾会長や井上市長のご挨拶の後「時の記念日の歌」や「水城
村の地勢~度量衡の歌」・「水城小学校校歌(昭和6年版)」な
どを合唱しました。

先日行われた文化協会春の祭典が初披露だった舞踊は都府楼址に
因む大変あでやかなで舞で、昨年に引き続き西日本吟詠会の皆さ
んの吟詠も力強く都府楼址に響き渡りました。
太宰府発見塾 塾長の森弘子先生のお話は、「時刻」は天智天皇
の時代から国レベルでの管理の対象であった重要な概念であった
ことや、この「時の記念日」にまつわるご自身の思い出を織り交
ぜながら、先人の思いや歴史を解説くださいました。

この辺りはウォーキングに最適な環境なので、途中足を止めて参
加される方やウォーキング時間をずらして参加されている方など
もあって、「時」の大切さを皆さんそれぞれのペースで再認識さ
れた時間だったようです。

初夏の太宰府 戒壇院・観世音寺周辺

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梅雨に入ったものの、まだまとまった雨は降らないようで蒸し暑
さばかりが増す6月です。
本日戒壇院にて、だざいふリコーダーアンサンブルの皆さんによ
る恒例の「菩提樹コンサート」が開催されました。今年で7回目
となります。

昨年は大雨でしたが今年はよいお天気で、扇子片手にたくさん
の方々がお集まりでした。80名近くはおられたように思います。
素朴で温かいリコーダーの音色が境内に響き、皆さん菩提樹や
新緑を眺めながら耳を傾けておられました。菩提樹は黄色くか
わいらしい花をたくさんつけて、甘い香りを漂わせていました。
満開ではなかったので、しばらく見ごろは続きそうです。

隣の観世音寺にも、藤棚の隣に背の高い菩提樹があり、こちら
も黄色く小さな花が鈴なりで見上げる人が後を絶ちませんでした。
境内では四季咲きのハギやショウブの花も見事に咲いていまし
た。また、古都大宰府保存協会のゆづるはの会の皆さんがお世
話をしているハナショウブも力強く群生しています。観世音寺の
僧坊跡横や玄昉の墓前の園を、散策の折にはぜひお立ち寄り
ください。

これからは青田風が吹く中、色づいたアジサイが美しく町を彩り
始めます。来月には戒壇院のモクゲンジュが開花しそうです。

太宰府小班 班活動

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6月6日太宰府小班の皆さんがご五条公民館にて、班活動を行い
ました。

太宰府小学校の校区は大変広く、太宰府天満宮もあり、街角にも
たくさんの文化遺産があります。太宰府市内でも歴史の古い地域
で現在は観光地として全国にその名を轟かせているエリアです。
太宰府小学校も、制度の改革や移転などを経ておよそ140年の歴
史があります。

班の皆さんが調査をする中で、1980年代終わりの学級通信を集め
たものを見つけ出されました。また、太宰府小学校の各周年での
記念誌なども集められ、それらを読み込むことで、太宰府小学校
とその周辺地域の様子・小学生と地域の歴史とのかかわりの様子
を明らかにし、まとめていきたいとのお気持ちで今後の班活動の
方針が決まりました。

班のメンバーの方にも卒業生がおられ、その方も含め住民の方や
卒業生への聞き取りや昔と今の写真なども集めていきたいとのこ
とでした。

学級通信は平成に入るころのもので比較的新しい時代のものでは
ありますが、さまざまなテーマで構成されていて小学生の声が聞
ける貴重な資料です。庚辰様など今も残る文化遺産と合わせなが
ら町の変化を追っていけそうです。

保存協会でも、資料の収集など関係機関に協力を仰ぎながら進め
ていきたいと考えています。

特別史跡水城跡100年ぶりの土塁断面大公開

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梅雨入り間近の6月1日(日)、ついに水城跡土塁の断面が公開さ
れました。連日ブルーシートに覆われていた部分がようやく公開
です。この日は10時~と13時~の2回、現地説明会が予定されて
いました。

写真は午前中の回の様子です。このように大勢の方が来られた
ので50名位ずつのグループにわけて現地説明となりました。長
蛇の列で既に暑さを感じる気温でしたが、テント内の古写真や
解説のパネルなどを拝見しているうちに順番となりました。

水城の断面の前に集まって、地層を見上げたり、敷粗朶が敷か
れていたであろう穴をのぞき込んだり、九州歴史資料館の職員
さんの詳しい解説を聞きながら、皆さん思い思いに水城を堪能
されていました。

「土塁の基礎の始まりが自分の足下のまだ地下だったことに驚
いた」「1350年も経っているのに、断層の色の違いがこれほど
わかるとは・・・」など口々に感想を話されていました。
今回の調査で研究がさらに進んで、また新しいお話が聞ける日
も近そうです。

次に大宰府史跡解説員の方による水城跡全般の解説もうかがう
ことができました。
木樋の発見場所や高速道路を造るときの苦労話、敷粗朶工法で
使われた植物と現代の植物のお話、大野城市と太宰府市の保存
に関する取り組みなど、水城が築造されて今日までの水城を取
り巻くエピソードを聞かせていただきました。

この水城跡土塁断面大公開は、8月30日9時~予定されています。
この日はまたさらに詳しいお話が聞けるかもしれません。

6月3日 太宰府南小班 活動協議 

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6月3日(火)、高雄公民館にて太宰府南小班の皆さんが、今後の
調査活動についての会議を行いました。会議には新しく加入され
た新メンバーの方や東ヶ丘班班長の大浦さんも参加され、様々な
意見が活発に交わされました。

なかでも中心となった議題は高雄山で、史跡と自然が残る高雄山
について地域の方々に知って頂き、親しんで頂けるように、今ま
での調査成果を活かしていく方針が満場一致で決まりました。

その他にも、原川からの水路や片谷温水池の石碑、高雄地区で
行われている発掘調査などの候補も決まり、ボランティアメン
バーが一丸となって文化遺産調査へ積極的に取り組んでいく予
定です。

6月2日 四王寺山勉強会 活動協議

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6月2日(月)、太宰府市の文化ふれあい館にて四王寺山勉強会
の方々の会議が行われました。

四王寺山勉強会の皆さんは、市民遺産第3号「かつてあった道 
四王寺山の太宰府町道」の調査・整備をはじめ、四王寺山の文化
遺産・ビューポイント・三十三石仏の調査など、幅広い分野で熱
心な活動に取り組まれています。

その四王寺山勉強会の皆さんが以前より取り組んできた「太宰府
旧蹟全図」を中心とした調査について今回は協議を行い、その調
査成果を多くの方々に広く知って頂き、きちんと後世に伝え残し
ていくための手法について様々な意見が交わされました。

江戸時代に描かれた「太宰府旧蹟全図」は、今は失われてしまった
地名や史跡が記されていたり、古代より脈々と続く四王寺山の歴
史や変遷、あるいは今と変わらぬ400年前の風景を伝えてくれる大
変魅力ある史料です。文化遺産事業では、この旧蹟全図を中心と
して四王寺山の歴史や物語を伝えていけるよう今後も活動を支援
してまいります。

6月2日 国分小班・水城西小班 合同会議

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6月2日(月)、太宰府市の文化ふれあい館にて国分小班と水城西
小班のボランティアさんが合同で会議を行いました。

国分小班と水城西小班では昨年度に「特別史跡水城跡 文化遺産
巡りマップ」を作成しました。本年度は、その水城跡が築造1350
年を迎えるため、ボランティアの方々でも特別史跡水城跡をより
多くの方々に知って頂くために何か記念行事を出来ればと参加者
の間で熱い議論が交わされました。

その結果、今回はその一環として、文化遺産調査事業の中で蓄積
してきた水城跡に関する写真を、ボランティアさんの目線で選択
してパネル展示を行うことが決まりました。

今回の水城跡の写真パネル展につきましては区の公民館や市の公
共施設などと協議を行い、本年の8月に展示を行う予定にしており
ます。詳細が決定しましたら広報を行い、情報を掲載いたします
ので、是非足をお運び頂ければと思います。

日田街道班 大野城市平野神社~太宰府市大佐野交差点 現地調査

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5月28日(水)初夏を思わす晴天のなか、日田街道班の皆さんが
大野城市から太宰府市に向けての「さいふまいりの道」の現地調
査を行いました。

 前回の終了地点である平野神社からスタートし、道筋の周辺に
ある神社や祠、六地蔵といった信仰にまつわる文化遺産から、悲
話が伝わるイガイ牟田池や天狗伝説の残る松といった伝承にまつ
わる文化遺産など、様々な角度から「さいふまいりの道」とその
周辺地域の調査を行いました。

那珂川町を起点とした調査もようやく太宰府市へと入り、大佐野
地区に辿り着きました。大佐野地区は大規模な開発や区画整理な
どによって様相が一変していますが、江戸時代の旧蹟全図に描か
れた道筋や語句、明治33年に測量された地図などを用いて、昔
の道筋の面影をたどりました。

また、地域の一部には昔の面影を伝える小道や猿田彦大神が残っ
ており、古くから栄え、人々の往来がにぎやかであっただろう大
佐野地区の歴史を今に伝えてくれています。

今後の調査では様々な史料を基に、太宰府市大佐野から田中橋を
通り通古賀へ向かう道筋、また、杉塚を経て二日市宿へと向かっ
た道筋など、太宰府とさいふまいりの道に関連する文化遺産調査
をさらに進めて参ります。

水城小班 班活動

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5月27日(火)水城小班の皆さんが校区内の文化遺産の振り返
り調査を行いました。
黄砂の飛来が懸念される時期ではありますが、この日は風も穏や
かなよいお天気で文化遺産めぐりにはとてもよい気候となりました。

金泥によって文字が蘇った日吉神社参道の原野百太郎氏の紀功碑
を確かめ、少弐氏の墓地や大行事の石碑、政庁北側の観音堂や政
庁内の井戸跡、区内の庚申塔など振り返り調査を行いました。方
形に整備された学校院跡の一角について、意外にも知っている方
が少なく現地調査の大切さ面白さを感じたひとときもありました。

野草にとてもお詳しいメンバーの方のお話も記録すべき大切な情
報であり、アザミが減ったところやこのあたりではあまり見なかった
マツバウンランの群生など自然の変化にも気になることがありま
した。これから色づくアジサイや市内のホタルの様子など、この
時期ならではの彩りについてもお話が弾みました。

最後に戒壇院に立ち寄り、ボダイジュの花の様子を。開花はまだ
これからのようで、「来月8日午後からのリコーダーコンサート
の頃は、きっと見頃でしょうね。」というお話でした。

次回は坂本周辺の振り返り調査です。
現在の様子の写真や追記を重ねつつ、これからもひとつひとつの
文化遺産を振り返り、見守って、まちづくりの一助にしていきた
いと思っています。

竈門神社 採燈大護摩供

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5月25日(日)10時30分から竈門神社では採燈大護摩供が行わ
れました。
大変よいお天気となり、宝満山への登山客も行き交う中、厳かに執
り行われました。

本殿での神事、原口旭愛先生による「筑前琵琶 竈門山」奉納の後
稚児行列・山伏の行列が始まりました。旅の山伏も加わって、法弓
法剣、斧、閼伽、法螺の作法をもって道場を浄めます。2本の松明
により、檜で組んだ護摩壇・護摩木が焚かれ、みるみるうちに境内
は濃い煙に包まれました。道場に般若心経の声が響きます。護摩
壇からの煙は、龍が天に昇るよう巻かれ、風が起こる度に変化し
境内を包んでいきました。その様子に参拝客からは驚嘆の声が上
がっていました。その参拝客が願いを込めた護摩木ひとつひとつ
を山伏の方々が丁寧に読み上げ護摩壇に投げ込み、焚かれていき
ました。

その後は火生三昧。火渡りです。護摩壇を崩し灰を広げ道を作りま
す。その熱い灰の上を、山伏・神職の方々に続いて参拝客も所願
成就を祈念して裸足で渡ります。
山伏さんに背中を押され、多くの老若男女がそれぞれの思いを胸に
渡っていきました。

半月前の宝満山入峰とともに、この採燈大護摩供も年に1度の特別
な行事で、宝満山がかつて修験の山であったことを体感できる素晴
らしい機会です。

また、霊山として昨年国の史跡指定を受けたこの宝満山について、
これまでの信仰の歴史とともに自然界への畏敬の念やこれからの宝
満山信仰についても、思いをはせる機会になるのではないかと思い
ます。

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