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時の記念日

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 時の記念日は、大正9(1910)年に東京天文台と生活改善同盟会によって制定され、翌大正10年から全国で始められました。
 太宰府では大正10年の開始以来、長らく「時の記念日」が受け継がれてきたことが、当時の新聞や『郷土読本』に記録されています。その後、一時期途絶えますが、城戸満(筑山)先生と教え子達によって再興され、現在は辰山会の皆さんを中心に毎年行われており、今年2015年も6月10日(水)に行われました。

 霧立ち渡る・・・の万葉歌の如く、朝もやの四王寺山を背景に、早朝より多く方々が政庁跡に集まりました。
 6時10分より川口さんの挨拶、高瀬さんの司会進行で行事は始まり、西日本吟詠会の皆さんによる詩吟、「時の記念日」「水城村の地勢 度量衡の歌」「宮村翁を讃える歌」「水城小学校校歌」の合唱、大宰府万葉会の皆さんによる時にまつわる万葉歌の朗読、太宰府市文化協会の皆さんによる「都府楼址」の舞踊など、盛りだくさんの内容でした。
 
 先人達の努力によって残されてきた「時を大切に思う」行事が、太宰府の大切な市民遺産として守り受け継がれています。

太宰府西小学校区班 マップを用いた現地調査

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 4月28日(火)、太宰府西小学校区班の皆さんで今年作成した「宮ノ本遺跡と大佐野周辺の文化遺産めぐり」を用いて現地調査を行いました。

 今回作成したマップは、班の皆さんで約1年かけて制作したもので、大佐野・向佐野地域に眠る遺跡群を中心としたものです。
 今回の現地調査では、水城跡に集合し、マップに記載したルートを順次たどっていきました。途中、雨に降られることもありましたが、水城跡・父子嶋・神ノ前遺跡・大佐野歴史スポーツ公園・日焼公園・宮ノ本公園・殿城戸公園・地禄神社と、地域の歴史を伝える史跡や案内解説版を確認しました。
 今後はマップを活用した地域との連携・取り組みを図っていきます。5月より順次市内各所で配付していきますので、皆様にお手にとっていただければ幸いです。
 

隈麿公のお墓 春祭り

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4月15日(水)、榎区にある隈麿公のお墓にて春祭りが行われました。当日はあいにくの雨模様でしたが、太宰府天満宮の神官様をはじめ、地元の皆さんが列席されて執り行われました。

代々地元の方がお世話なさっていましたが、現在は太宰府市民遺産第7号として、榎文化保存会をはじめ、榎区の皆さんで隈麿公のお墓を守っておられます。

お祭りに使われる榊の木は、隈麿公にお供えするために苗木を植えたもので、今では樹齢70年をこえる立派な姿です。

夏のお祭りは緑まぶしい盛夏の7月15日に行われますので、是非皆さんご参加下さい。

高雄地区の散策会が開催されました

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4月14日(火)、文化遺産調査ボランティア「太宰府南小学校区班」の皆さんと太宰府市民遺産育成団体「高尾の自然と歴史を語り継ごう会」の皆さんによる高雄地区の散策会が行われました。

この散策会は、今年太宰府市民遺産に認定された「高雄の自然と歴史」を、地域の皆さんに知っていただこうと企画されたもので、地元5つの自治会地域から49名の参加がありました。
散策では、開発前に古墳があった太宰府南小学校をはじめ、地蔵公園や今王溜池、正諦寺、高雄公園など、地域に残る文化遺産を巡りました。
参加者の方々からは「自分の住んでいるすぐそばにこういったものがあるとは知らなかった」「高雄の歴史を知ることができて、大変楽しかった」といった感想が聞かれました。

最後は高雄公民館に戻り、「落城、岩屋城」を見ながら皆さんで昼食。ご近所さん達とわいわい賑やかに、地域の歴史に触れていただける素敵な機会となりました。

高尾の自然と歴史を語り継ごう会では、今後も様々な行事を計画しておりますので、その際は是非皆様お越し下さい。

太宰府市民遺産「ミニパネル展」が開催中です

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 現在、太宰府市役所の1階西側にある市民ギャラリーにて、太宰府市民遺産のミニパネル展示が開催されています。

 未来へ守り伝えていきたい太宰府の大切なモノやコト、計11の市民遺産が紹介されています。4月17日(金)まで開催していますので、市役所へお越しの際は是非お立ち寄り下さい。

■太宰府市民遺産ミニパネル展
期間:3月30日(月)~4月17日(金)
場所:太宰府市役所1階(西側)市民ギャラリー

太宰府小班 班活動(3月6日会議)  

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3月6日(金) 五条公民館にやや早めに到着すると、公民館正面に
紅白幕で囲われた牛車がありました。その馬車に積まれていたのは満
開の梅の木の苗でした。地元の方であればすぐ想像がつく「うめあげ」
の牛車でした。明日7日土曜日に行われるとのことでした。

会議は予定通り10時に開始されました。今回は、懸案であった太宰
府小に関する本班の調査報告についての骨子が会議資料として提出
され、川野氏による本資料の提案が行われました。

討議は、本班が太宰府小に関する調査活動を行ってきた成果を重

して、学校所在地の変遷など、不明であった分に関しても記載をする
必要があるなどの貴重な意見が出されていました。

前回同様、太宰府小を卒業された方から、この川には「シマドジョウ」
や「川エビ」がいたという話や、「川からし」が昔からあって、それ
を最近までクレソンと呼ぶことを知らなかった話などが出ていました。
また「山学校」という言葉を知っていますかという話では、思わず皆
さんが笑顔となり当時の山学校の話を懐かしそうに話されていました。
通学路の風景が生き生きとしており、それらの記憶も重要でそのよう
な細かい事こそ、記録されず消え去っていくと、記録の重要さを確認
されていました。

これらの通学路は、地図を持って現地に行き、確かめてみようという
話になり、地図の準備や踏査グループの編成など具体的行動がなさ
れることになるでしょう。

※「山学校」とは、朝学校に出かけるのは出かけるが、学校へは行か
ず、そこら辺の野山で遊ぶことを指すそうです。「ズル休み」「さぼ
り」の事です。

高雄地区 市民遺産 活動報告 3月11日

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太宰府市民遺産第11号に認定された「高尾山の自然と歴史を語り継ごう会」の皆さんが高雄地区の清掃・保全活動を行いました。

高雄公園近くにあるお堂は、筑紫四国第29番札所として以前はお参りされる方も多かったのですが、近年は竹などが生い茂り荒廃していました。

そこで今回、地元の方・近隣住民・管理者の方々の了解のもと、「高尾山の自然と歴史を語り継ごう会」の皆さんが竹の伐採や雑木・雑草の除去を行いました。
現場は竹が生い茂り、昼間でも薄暗い場所でしたが、朝から夕方までほぼ1日がかりで作業を行った結果、日が差す明るい空間が広がり、弘法大師をはじめとする石像群の表情までハッキリ分かるようになりました。

高尾山の自然と歴史を語り継ごう会では今後も、地域に残る文化遺産を、地域の人々の手で守る活動を進めてまいります。

学業院中学校文化遺産調査報告 3月11日

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太宰府市立学業院中学校は歴史と緑豊かな太宰府において最も長い歴史を持つ学校です。
校内には、創建時に校地・校舎を無償で提供された宮村吉蔵氏(宮村翁)にまつわる文化遺産をはじめ、校名の由来となった学校院発展に尽力した吉備真備(きびのまきび)にまつわるものなど、様々な文化遺産が残されています。

太宰府文化遺産調査事業では、調査ボランティア国分小学校区班を中心に数度にわたって調査を行い、野口校長先生に色々とお話を伺ったり、貴重な資料を拝見させていただきました。
このたび、その調査成果を報告書にまとめ、学業院中学校・野口義史校長先生へ贈呈しました。

学業院中学校について、生徒さんをはじめ多くの方々に知っていただき、後世へと語り継いでいっていただければと思います。

高雄の自然と歴史 市民遺産認定! 2月21日

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立春を過ぎてもまだまだ寒い2月21日。太宰府天満宮は観梅や春の
銘酒展で、九州国立博物館では百済展の観覧者で大変賑わってい
ます。

その九州国立博物館のミュージアムホールで本日、会場に入りき
れないほどのお客様に見守られながら、第5回太宰府市景観・市民
遺産会議が開催されました。

最初に第1回だざいふ景観賞の表彰式が行われました。様々な部
門を設け、60もの推薦箇所の中から、太宰府らしい景観・古都の
魅力あふれる景観が選定され表彰されました。

その後景観・市民遺産会議が開かれ、前回認定された第9号「苅萱
の関跡とかるかや物語」の育成団体、かるかや物語を伝える会の方
から活動報告があり、いよいよ今回手を挙げた市民遺産候補の団
体のプレゼンテーションが始まりました。

まず太宰府梅ばやし隊提案の「太宰府の梅上げ行事」。実際のお
囃子とともに揃いの法被の方々がたくさんの幟とともに入場され、
会場が一気にお祭りのような雰囲気に。梅上げの歴史は長く、ス
ライドでは当時の古写真が多く紹介され、それに写る酒樽や牛、
参加者の服装の変遷などについて説明されました。この梅上げ行
事がその時々の初老・還暦を中心に今日まで大切にまた賑やかに
守り伝えていた行事であることがよく伝わりました。

続いて、高尾山の自然と歴史を語り継ごう会提案の「高雄の自然
と歴史」。この会の皆さんは、太宰府文化遺産調査ボランティア
の太宰府南小班を中心に、これまでコツコツと地域の文化遺産の
調査を重ねてこられました。このブログでもたびたびご報告して
います。この度その成果をスライドで紹介し、地域の5つ自治会
および周辺自治会の協力を得ながら、より一層の調査と認知度の
向上のために、この自然豊かでさまざまな歴史のドラマも展開さ
れた素晴らしい高雄をぜひ市民遺産に!とのお話でした。

近年は自治会長が小学校にお話に行かれたり、小学生の地域史学
習の成果を地域の文化祭で展示したり、住民の皆さんと一緒に町
歩きをしながら、いつも目にする石碑についてお話をして理解を
深めてもらったりしています。

高雄地域という広範囲な「エリア」であるがゆえに個人所有のも
のも点在。これまでと少し傾向の違う候補ということもあって、
委員の方からもご質問やご提案がありました。課題はいくつかあ
りますが、まさにこれから皆で育てていくための第一歩として、
高尾山の自然と歴史を語り継ごう会としては認定を強く希望され
ていました。

協議後、「太宰府の梅上げ行事」は第10号、「高雄の自然と歴史」
は第11号として、どちらも満場一致で認定され、会場は大きな拍
手に包まれました。

後半の市民遺産関連ステージでは、筑前琵琶保存会教司 寺田
蝶美さんによる演奏「苅萱物語」。第9号の「苅萱の関跡とかる
かや物語」認定後、新しく作られた作品とのことで、苅萱道心と
石童丸の切ない場面を感情豊かに歌い上げられました。
認定書授与式や先生方のご講評の後、今回も盛会のうちに終わり
ました。

高尾山の自然と歴史を語り継ごう会の皆さん、本当におめでとう
ございます。ご準備大変お疲れ様でした。
保存協会としても、引き続きこれからの活動を支援していきたい
と思っています。

日田街道班 現地調査(2月18日)

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時折冷たい風が吹く中、宰府詣りの道の探索が今月も行われました。
周辺地域から太宰府天満宮まで、どのような道を通って来ていたのか。
毎回、道標や道の現状、古地図などを参考に探っています。市内の道
も丁寧に検証している中で、本日は那珂川町からの宰府詣りの道の一
部分、大佐野から五条近辺を歩きました。

西鉄五条駅に集合し、大佐野を目指して歩きます。お馴染みの「梅大
路」と刻まれた道標を過ぎ、どんかん道をたどりました。1年前設置
されたどんかん道や神幸式についての解説板を読み、古地図や地形
を見ながら進みました。時折原形をとどめない区画や交通量の多い県
道を通ったりしますが、おおよそ古地図に残されている道の面影は見
られたようです。地域の方に聞き取りをして、畑の中で信仰されてい
る石碑も新たに確認できました。

下校時間とも重なり、太宰府西小学校のたくさん子どもたちが「こん
にちは!」と元気に挨拶をしてくれました。地図やカメラを持って歴
史探索をしていた大人達をどこか記憶にとどめて、のちに自分達の
町の特色を思い起こしてもらえるといいなと思いました。

次回はこれまでのまとめやこれからの計画について話合う予定です。

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