ボランティア活動

協会で活動している3つのボランティアを紹介します

過去ブログ一覧


万葉植栽ボランティア
「ゆづるはの会」

太宰府市には市域面積の約17パーセントを占める貴重な史跡地がありますが、公有化されたものの未整備のままの状態の土地に、ゴミが放置されるなどの事態が生じたこともありました。そこで、その史跡地を有効に活用し、また歴史の散歩道をたどる人々が、大宰府政庁などが建っていた頃の野山の風景を少しでも想像していただけるようにと、平成7年7月から「万葉の花講座」を開催し、万葉植物の勉強をし、実際に苗を植え始めたのがこの会の始まりです。平成21年度よりこの会の名称を「ゆづるはの会」としました。史跡地に彩りを添え、季節ごとに変わる万葉の草花を市民や観光客の方に楽しんで頂いています。

ボランティアの日々の活動をお伝えします

万葉植栽日記

2017年 07月19日
平成29年度 第9回 戒壇院裏花菖蒲園の草取
 梅雨に入り、程よい雨と夏の日差しで菖蒲園の草がどんどん伸びて、『ここは菖蒲園?』というほど草に埋もれてしまう状態でした。
参加者13名が総がかりで雑草と戦い、全身汗びっしょりになり、ほぼとりつくしました。「倒れて迷惑かけたらだめよ」「倒れても誰もおんぶできないよ」と冗談を言いながらも、熱中症が心配で皆さまにはこまめに水分補給と休憩をとってもらいました。2ℓのスポーツドリンク2本が完全にカラになりました。なんと取った草はリヤカー6台分!育苗畑のたい肥にするため、畑の片隅に運びました。 最後に化成肥料を花菖蒲の株に振りかけながら、『来年きれいな花を咲かせてよ!』と念じました。
 作業後の談笑の時間に前回森弘子先生の奈良の土産”国営飛鳥歴史公園「万葉の植物園路」”のパンフ(散策路にある樹木の名前当てるもので万葉歌とヒントが書かれている)を、まだ受け取っていない方に配っていると、「『17番』と『39番』が何か分からない、何か分かりますか?」との発言あり。斉城先生を交え、いろいろ意見が出たものの、結局は現物を観察しないでは正解は無理のようでした。
 夏場の活動は今日が最後で次は8月20日(日)の秋ソバの種まきです。どなたでも参加できます。希望される方は大宰府展示館へお申し込みください。