ボランティア活動

協会で活動している3つのボランティアを紹介します

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万葉植栽ボランティア
「ゆづるはの会」

太宰府市には市域面積の約17パーセントを占める貴重な史跡地がありますが、公有化されたものの未整備のままの状態の土地に、ゴミが放置されるなどの事態が生じたこともありました。そこで、その史跡地を有効に活用し、また歴史の散歩道をたどる人々が、大宰府政庁などが建っていた頃の野山の風景を少しでも想像していただけるようにと、平成7年7月から「万葉の花講座」を開催し、万葉植物の勉強をし、実際に苗を植え始めたのがこの会の始まりです。平成21年度よりこの会の名称を「ゆづるはの会」としました。史跡地に彩りを添え、季節ごとに変わる万葉の草花を市民や観光客の方に楽しんで頂いています。

ボランティアの日々の活動をお伝えします

万葉植栽日記

2017年 11月15日
平成29年度 第16回 ハギの剪定
 朝は寒さを感じるようになりました。風が冷たいですが、良いお天気です。今日も「ゆづるはの会」の皆さんが観世音寺の裏手にある育苗畑に集まってくださいました。いつも通りに全員揃ったところで元気に挨拶を交わして、今日の萩の剪定作業の段取りを確認しました。
 観世音寺前広場に萩が二十数株もあるのですが、13名で取り掛かったので、1時間とかからず終えることが出来ました。この作業中、民家との境界に生えているクリの木の太い枝が折れているのに気づき、剪定と並行してこの太い枝の処理も行いました。鋸で短くし、小さい枝は切り離し、運びやすくしました。
 また、野草園と育苗畑の萩数株も剪定しました。剪定クズは枯れた後に焼却するのが一番簡単に処理できるのですが、燃やすことはできませんので、大野城太宰府環境施設組合の環境処理センターへトラックで運び込むことにしました。軽トラの荷台を板で囲い、足で踏み押さえながら積み込みましたが、それでも山積みの量でした。
 作業後の懇談の場は日陰でなく日当りのいいところにブルーシートをひろげました。冬ですね。日差しの暖かさがありがたく感じられます。
次回は今日出来なかった花菖蒲の枯葉の処理と育苗畑のクスやシイ、クヌギの枝打ち・剪定を29日に臨時で行う予定です。