ボランティア活動

協会で活動している3つのボランティアを紹介します

過去ブログ一覧


万葉植栽ボランティア
「ゆづるはの会」

太宰府市には市域面積の約17パーセントを占める貴重な史跡地がありますが、公有化されたものの未整備のままの状態の土地に、ゴミが放置されるなどの事態が生じたこともありました。そこで、その史跡地を有効に活用し、また歴史の散歩道をたどる人々が、大宰府政庁などが建っていた頃の野山の風景を少しでも想像していただけるようにと、平成7年7月から「万葉の花講座」を開催し、万葉植物の勉強をし、実際に苗を植え始めたのがこの会の始まりです。平成21年度よりこの会の名称を「ゆづるはの会」としました。史跡地に彩りを添え、季節ごとに変わる万葉の草花を市民や観光客の方に楽しんで頂いています。

ボランティアの日々の活動をお伝えします

万葉植栽日記

2018年 04月22日
平成30年度 第3回 春ソバの種まき
 春ソバの種まきを行いました。
例年この時期に春ソバの種まきを行いますが、こんなに暑い日に蒔いた記憶がありません。ここ数日30度近い最高気温を記録していますが、今日も朝からカンカン照りです。 昨日耕耘したばかりのソバ畑はきれいに畝が出来ていて、「いつでもどうぞ。種をまいてください。」と私たちを招いているようでした。畑の周りにはノアザミやウマノアシガタ(通称キンポウゲ)が咲き乱れ、ヤマフジも満開で紫の房がいくつも垂れ下がっていました。
 今日の一般参加は五条在住で小2の娘さんと一緒に来て下さった親子と青山在住の方が参加してくださいました。最初は見物だけと言っていた吉松区在住の方が「この程度の作業なら自分にも出来る!」と飛び入り参加で一緒に種を蒔かれました。「ゆづるはの会」会員・職員も合わせて11名での作業となりました。
 いつも“信濃1号”という種ソバ購入しているのですが、今年は製造元の収穫量が少ない関係で種をなかなか作れず、納品が連休明けになるとのことで、急遽インターネットで注文した北海道産の種ソバ“北海3号”を取り寄せての種まきでした。量が通常の三分の一程度だったこともあり作業も早く終わってしまったので、発芽を良くするために、鳥害を防ぐ覆土作業を松葉箒を使って、人力でやることにしました。ケーブルTVの取材がはいり、小2の娘さんが今日のヒロイン!?で、撮影されていました。どんな映像が出来るのかインタビューを受けた者としても気にかかります。自宅にケーブルTVがなく、放映が見られないのが残念です。
 作業終了後、お茶とおやつで懇親のお疲れさん会を開き、取材のカメラマンと女性アナウンサーも懇談の輪に巻き込み、楽しいひと時を過ごしました。そんな中で、「ゆづるはの会」を指導してもらっている斉城先生と飛び入り参加の方が同郷同期で机を並べて学んだ仲と判明!何十年ぶりの会話を楽しまれていました。史跡地のソバの種まきが二人の再開をとりもったことになりました。 うれしいことです!
  本来ソバは夏でも涼しいところが適していると言われています。北海道産の種が太宰府の地でうまく育ってくれるといいのですが・・。いつもの“信濃1号”は来月初旬に蒔く予定です。”北海3号”と”信濃1号”どちらがきれいに花をつけるか、楽しみでもあります。
 
 
   

  

 今回は職員も種まきに熱中してしまい写真がありません(笑)