ボランティア活動

協会で活動している3つのボランティアを紹介します

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万葉植栽ボランティア
「ゆづるはの会」

太宰府市には市域面積の約17パーセントを占める貴重な史跡地がありますが、公有化されたものの未整備のままの状態の土地に、ゴミが放置されるなどの事態が生じたこともありました。そこで、その史跡地を有効に活用し、また歴史の散歩道をたどる人々が、大宰府政庁などが建っていた頃の野山の風景を少しでも想像していただけるようにと、平成7年7月から「万葉の花講座」を開催し、万葉植物の勉強をし、実際に苗を植え始めたのがこの会の始まりです。平成21年度よりこの会の名称を「ゆづるはの会」としました。史跡地に彩りを添え、季節ごとに変わる万葉の草花を市民や観光客の方に楽しんで頂いています。

ボランティアの日々の活動をお伝えします

万葉植栽日記

2018年 04月25日
平成30年度 第4回(臨時活動) 植栽畑の手入れ 
 本日の天気予報によると雨は朝のうちまで、午後は晴れ。いつもの活動時間帯の9時から12時までは降水確率は30%と低く、晴れはなくとも雨もないとみていましたが、時折霧雨と言っていいほどの粒の小さな雨が降ってきました。北風もあり少し肌寒い天候です。
 万葉植栽活動日の定例は第1と第3水曜日なのですが、5月の連休を考慮し、本日臨時の活動日としました。天候もすっきりしない中、10名のメンバーが参加してくれました。一雨降れば草がビューンと伸びるの時期でもあるので畑の草取を行いました。
 苗の畝が十数畝ありますが、ほどんどが雑草で埋まっている状態です。全員で草取りに挑み、ほぼ全部の畝の草を取ることが出来ました。昨日かなりまとまった雨(太宰府アメダス観測所で51.0mm)が降ったため、土が柔らかく草を抜くのは楽でしたが、根にくっついた土が外れず、べとべとして作業しづらく、運び出しも重くて苦労しました。
 別で、男性3名はカボチャ・ウリを這わす棚づくりをしました。これまで竹で作っていましたが、恒久的に使えるように樹脂を巻いた鉄パイプを格子状に組んで立てました。この格子は隙間が広いので、これを骨にし、竹を追加して仕上げる予定です。また、前回野草園の万葉植物に名前表示板を立てましたが、不足分を追加設置しました。
 今年は草木の花々が咲くのが早く、苗床のツツジ・サツキが花弁をひろげ、ダイダイも花をたくさんつけています。22日に種を蒔いたソバも来月半ばには開花して、ソバ畑を真っ白にすることでしょう。また、アジサイや花菖蒲も開花し始めると、史跡地が色とりどりに飾られます。