ボランティア活動

協会で活動している3つのボランティアを紹介します

過去ブログ一覧


万葉植栽ボランティア
「ゆづるはの会」

太宰府市には市域面積の約17パーセントを占める貴重な史跡地がありますが、公有化されたものの未整備のままの状態の土地に、ゴミが放置されるなどの事態が生じたこともありました。そこで、その史跡地を有効に活用し、また歴史の散歩道をたどる人々が、大宰府政庁などが建っていた頃の野山の風景を少しでも想像していただけるようにと、平成7年7月から「万葉の花講座」を開催し、万葉植物の勉強をし、実際に苗を植え始めたのがこの会の始まりです。平成21年度よりこの会の名称を「ゆづるはの会」としました。史跡地に彩りを添え、季節ごとに変わる万葉の草花を市民や観光客の方に楽しんで頂いています。

ボランティアの日々の活動をお伝えします

万葉植栽日記

2018年 06月06日
平成30年度 第8回 ソバの花観賞とサツキの挿し木
 今日はソバの花と花菖蒲を観賞した後、サツキの挿し木をする予定でしたが、梅雨空の小雨の天気・・・。ただ小雨程度なら、挿し木は大宰府展示館の庇の下で行えば実施可能!と判断し、植栽活動決行しましたが、やはり、雨の中参加するのを控えた方が多く、最近では最も少ない8名の参加者となりました。
 そんなこんなで、ソバ畑横でサツキの挿し穂を採取した後は、本日予定していた花菖蒲の観賞は省略して、展示館へ直行。水に浸した挿し穂を手にとり、サツキの栽培経験豊富な鈴木さんの指導を受けながら、一本一本丁寧に挿し穂を作り、鹿沼土を入れたプランターへびっしり差し込んでいきました。プランターの底の方には普通の鹿沼土を敷き、その上に細粒の鹿沼土を入れました。挿し木する前と後でたっぷり水をやります。鈴木さんは「鉢なら、バケツの水に浸けて底から水を吸い込ませることで、土中の空気も新しいものと入れ替えられるので良いですよ」とのことでした。
 挿し終わったプランターはミストルームにするため、ビニールを被せ天井に熱気抜の穴を2,3か所あけました。日陰であれば梅雨の間は水遣りの必要はほぼないと斉城先生からの説明。
挿し穂が根を出すにはまず
①乾燥を絶対避けなければならないこと。
②適度の湿り気が必要。
③温度は20度前後であまり変化させないこと。
④強い日差しは避けること。
といった管理が必要のようです。直射日光を避け、乾燥をさせないようにするため、職員の目が届く展示館に置くことにしました。秋口にはうまく根を出してくれたかが分かるでしょう。
今日はデジカメの調子が悪かったのか、デジカメのメモリカードの取り扱いが悪かったのか、経過を撮影した映像が消えてしまいました。別のカメラに何とか画像が残っていましたが、挿し木が終了した時のものだけです。スイマセン。