ボランティア活動

協会で活動している3つのボランティアを紹介します

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万葉植栽ボランティア
「ゆづるはの会」

太宰府市には市域面積の約17パーセントを占める貴重な史跡地がありますが、公有化されたものの未整備のままの状態の土地に、ゴミが放置されるなどの事態が生じたこともありました。そこで、その史跡地を有効に活用し、また歴史の散歩道をたどる人々が、大宰府政庁などが建っていた頃の野山の風景を少しでも想像していただけるようにと、平成7年7月から「万葉の花講座」を開催し、万葉植物の勉強をし、実際に苗を植え始めたのがこの会の始まりです。平成21年度よりこの会の名称を「ゆづるはの会」としました。史跡地に彩りを添え、季節ごとに変わる万葉の草花を市民や観光客の方に楽しんで頂いています。

ボランティアの日々の活動をお伝えします

万葉植栽日記

2018年 09月06日
平成30年度 第13回 植栽畑の草取
 昨日、四国近畿地方に大きな被害を残した台風第21号が足早に日本海へ抜けた関係で、太宰府の今日の天気は朝から爽やかな秋の青空が広がっています。今年の夏は酷暑で植栽活動も8月の夏休みが無ければ2,3人の熱中症患者が出たのではと思ってます。久しぶりの活動日が好天気で何よりです。
 育苗畑・野草園・花菖蒲園といずれの植栽場所も草茫々の状態です。まずは育苗畑から・・と全員で草取りに取り掛かりました。主に女性が担当したサツキ・ツツジの苗床は気を付けないと草と一緒に苗も抜いてしまう恐れがあり、丁寧な作業が要求されます。「苗が抜けたら、こそっと植え直しときなさい」と、斉城先生のやさしい言葉です。
 苗が全く見えないほど深い叢となっているので、時間内に終えるのは難しいかもと思いながら、作業開始を告げました。全員で取り掛かったのと、斉城先生が3,4畝の草取を事前にしていただいたので、「おー。きれいになったなぁ」の声が出たのは、2時間もかからない時でした。昨日の雨で土がある程度柔らかくなっていたのも幸いしました。アジサイの苗畑では、「この2本は(環境)フェスタ用にぴったりだね」の声も聞かれました。
 久しぶりの活動でしたが、皆さんいつものように元気で明るい声・笑を出されています。これからは環境フェスタ向けの苗の準備作業が主になりますが、今年もまた、フェスタ来場者に喜ばれる苗を提供できるよう全員で頑張ります!!