2018年 01月17日
今年度の冬季勉強会の第1回目を太宰府市社会福祉センター3階研修室で行いました。平成29年度 第18回 第1回冬季勉強会
今日の講師は斉城功先生と財団職員の森靖幸が担当しました。
斉城先生は「森林土壌」と題して、実際に深さ60cm幅40cm程度の穴を掘って、立体的な構造や構造別の土壌の水分(湿り具合)、硬さを調査した結果を、分かりやすく色をつけた図面を使いながら解説してもらいました。
地表面の落葉が次第に腐葉土化していきながら黒土ができます。その下になると次第に色が薄くなり、硬さを持ってくることなどを知りました。植物の生育には、硬さは「軟」と区分される柔らかさ(普通の畑の硬さ)、湿りは「潤」と区分される水分量を持つ土壌が適しているそうで、要するに水分と空気が適度に含まれる土壌構造であることが大事であると分かりました。先生は植栽畑や野草園の土壌の現状を観察・調査されていて、畑や野草園の何処が良い土か、やせ土かも教えてもらいました。 このことを頭において、どこに何を植えるかなど植栽活動を進めることが必要です。
休憩を挟んで、「H29年度の植栽活動の回顧」の題目で職員の森がパワーポイントを使ってこの一年の活動を写真にまとめ、ユーモアなコメントを交えながらみんなで振り返りました。1年間の活動を改めて思い出し、今後の活動につなげていきたいと思います。