ボランティア活動

協会で活動している3つのボランティアを紹介します

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万葉植栽ボランティア
「ゆづるはの会」

太宰府市には市域面積の約17パーセントを占める貴重な史跡地がありますが、公有化されたものの未整備のままの状態の土地に、ゴミが放置されるなどの事態が生じたこともありました。そこで、その史跡地を有効に活用し、また歴史の散歩道をたどる人々が、大宰府政庁などが建っていた頃の野山の風景を少しでも想像していただけるようにと、平成7年7月から「万葉の花講座」を開催し、万葉植物の勉強をし、実際に苗を植え始めたのがこの会の始まりです。平成21年度よりこの会の名称を「ゆづるはの会」としました。史跡地に彩りを添え、季節ごとに変わる万葉の草花を市民や観光客の方に楽しんで頂いています。

ボランティアの日々の活動をお伝えします

万葉植栽日記

2019年 09月04日
令和元年度 第9回 植栽畑の手入れ・猪被害補修
 夏休み明けの活動日です。午前中は雨の心配がない予報でしたので、予定通り行うことにしたものの、どんよりした厚い雲があり、途中心配しましたが、次第に薄日が差すようになり、ホッとしました。カンカン照りでなくかえって良かったです。
 植栽畑に集まった皆さん全部が「エェー」と口をあんぐり。猪に荒らされた畑を見ての事です。里芋は全て掘り起こされ、茎が散乱して、通路の草原も耕耘したみたいに草が掘り返されていて、まともに歩けません。畑全体を防護柵をめぐらしているのですが、隣の史跡地からの鉄格子を押し上げて侵入した跡があり、別の箇所は格子の間を抜けた跡が見られ、こちらは子供のウリ坊がすりぬけたようです。一家総出で植栽畑を荒らしたようです。何回も荒らされ、その度に柵を補強してきましたが、毎回思わぬところから力技で押し入ってきます。皆さんがっかりしながらも補修作業と休み明けの生い茂った草取りに励んでもらいました。男性陣が補修・補強作業を担い、女性陣が草取りに精を出してくれました。 荒らされた畑は、茎などをきれいに取り去り、整地し、通路部分は真砂土を入れてならしてもらいました。
 作業後、来月初めの植栽の日帰り研修の案内、秋の樹木とソバ打ちの両講座の案内、11月の奈良への会員研修が12日〜14日となったことの案内、また、悪天で耕耘作業が出来ず遅れていたソバの種まきを8日に予定している事などをお知らせして本日の植栽活動を終わりました。