ボランティア活動

協会で活動している3つのボランティアを紹介します

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万葉植栽ボランティア
「ゆづるはの会」

太宰府市には市域面積の約17パーセントを占める貴重な史跡地がありますが、公有化されたものの未整備のままの状態の土地に、ゴミが放置されるなどの事態が生じたこともありました。そこで、その史跡地を有効に活用し、また歴史の散歩道をたどる人々が、大宰府政庁などが建っていた頃の野山の風景を少しでも想像していただけるようにと、平成7年7月から「万葉の花講座」を開催し、万葉植物の勉強をし、実際に苗を植え始めたのがこの会の始まりです。平成21年度よりこの会の名称を「ゆづるはの会」としました。史跡地に彩りを添え、季節ごとに変わる万葉の草花を市民や観光客の方に楽しんで頂いています。

ボランティアの日々の活動をお伝えします

万葉植栽日記

2019年 11月27日
令和元年度 第17回 臨時予備活動  萩の株切・野草園の整地 他
 先週に引き続き本日の活動も臨時活動です。この時期いろいろと作業が多いので、予め予備日として考えていたものです。雨予報が夜に伸び何とか降られずに済みました。
 作業内容は⓵戒壇院前広場のハギの木の株切です。来年新しい芽を出させ樹勢が崩れないようにするためにこの時期に根元から切り取っています。茎は枯れあがり非常に硬くなっているため、切り取るのに苦労しました。10株ばかりでしたが、リヤカー3台分の刈り枝が出ました。
 次は②野草園の猪が荒らしまわって凸凹になった地面の補修整地作業です。猪の鼻は70kgの重さをひっくり返す力があると聞きましたが、人が掘ったのか思うほど、深く耕して(!?)います。草が絡んだこれらの凸凹を均す作業は根気と力とが求められます。ところどころ据え付けた万葉の草花を植える円形花壇も埋もれているものが多かったのですが、作業後はスッキリきれいになり、年明けの活動再開で再び各会員さんが自分のテリトリーの手入れも進むことでしょう。
 ③番目は野草園の周りに「猪担停止(いったんていし)」の商品名の≪猪忌避剤≫(青色のリボンで猪の嫌いな成分を入れた袋が付いて、1年間有効とのこと)を杭を打ちロープを張ってぶら下げました。どれほどの効果があるのか分かりませんが、少なくとも今までより出現することは少なくなると期待しています。
 ④最後になりましたが、参加者13名中、紅二点の女性が黙々と育苗畑の雑草を抜き取ってくれました。

 気になることがあります。戒壇院前参道の両側に秋のお彼岸に真っ赤に花を咲かせるヒガンバナが青々とした葉を伸ばし、球根が大きく育つ時期ですが、その青い葉の先端部分が白く枯れている株がずらりを並んでいます。門に向かって左側の列が著しく枯れています。まるで除草剤を撒いたかのように見えます。斉城先生に診てもらいましたが、病気か細菌か原因ははっきりせず、しばらく様子を見ることになりました。 どなたか、ヒガンバナのこのような症状について、ご存じの方、アドバイスを頂けるとありがたいです。