2020年 02月05日
冬期勉強会の第2回目です。令和元年度 第20回 第2回冬期勉強会 「くじゅうの自然」
今日は昨年7月から活動に加わられた井上さんに「くじゅうの自然 」 と題して、山の四季折々の景色や九重やその周辺の草花を映像で紹介してもらいました。13年間で400回以上も九重山に行っていらっしゃるとのこと。四季折々の山の風景を写真に収め始め、それから植物、草花にも興味が増してきたそうです。あるとき、知り合いから大分県の絶滅危惧種のデータを聞き「よーし、全部探してみてやろう」という思いで、とにかく珍しい植物を尋ね歩かれたようです。今回紹介された草花の多くは、自らの足で探された貴重な草花の数々で、「大分県下ではここにしかない」という言葉を何度も聞きながら、きれいなカラー写真を拝見しました。それを見る私達は、ただただ美しく可憐な花々に「ワァーかわいい」と感嘆の声をあげながら見とれていました。
御池周辺(ユキワリイチゲ・アズマイチゲ・シロバナエンレイソウ・サワルリソウ他)、籾山神社周辺(フクジュソウ・サバノオ・アマドコロ他)、大船林道(ユウシュンラン・リュウキンカ他)、白水鉱泉(黒岳登山口)駐車場付近(ギンラン・ウメガサソウ・イチヤクソウ他)、三愛レストラン付近(キスミレ・ヒゴイカリソウ他)、ヒゴタイ公園キャンプ場(トウゴクサバノオ・ササバギンラン他)、小田池(サギソウ・ヒメユリ他)と地域ごとの約50種の草花の名前を資料として作成していただきました。時間が取れたら訪ねたいところです。
雪景色の九重の峰々、ご来光の朝焼けの空、燃えるような紅葉の山肌と四季のくじゅうの写真も見ごたえのあるものでした。ご来光を仰ぐためには4時、5時頃から登るそうですが、いつも見れるわけではないはずで、これらの写真を撮れたのはひたすらカメラを手に山に向かわれた賜物だと思います。
「参加者 16名+3名(職員)」