ボランティア活動

協会で活動している3つのボランティアを紹介します

過去ブログ一覧


万葉植栽ボランティア
「ゆづるはの会」

太宰府市には市域面積の約17パーセントを占める貴重な史跡地がありますが、公有化されたものの未整備のままの状態の土地に、ゴミが放置されるなどの事態が生じたこともありました。そこで、その史跡地を有効に活用し、また歴史の散歩道をたどる人々が、大宰府政庁などが建っていた頃の野山の風景を少しでも想像していただけるようにと、平成7年7月から「万葉の花講座」を開催し、万葉植物の勉強をし、実際に苗を植え始めたのがこの会の始まりです。平成21年度よりこの会の名称を「ゆづるはの会」としました。史跡地に彩りを添え、季節ごとに変わる万葉の草花を市民や観光客の方に楽しんで頂いています。

ボランティアの日々の活動をお伝えします

万葉植栽日記

2020年 02月19日
令和元年度 第21回  第3回冬期勉強会 「庭木の整枝・剪定」斉城先生、「令和元年の植栽活動の回顧
 3回目の冬季勉強会で最終回です。会場としてお借りしていた社会福祉協議会の研修室とはしばしのお別れです。お世話になりました。
今日は日頃植栽活動の指導をお願いしている斉城先生に講師をお願いしました。日頃会員の中から”剪定は難しい”という声が多く聞かれることから演題は「庭木の整枝・剪定」です。 斉城先生が大きな紙に1本の木を描き、その上に別の紙で描かれた①ヒコバエ、②枯枝、③胴ぶき、④かえり枝、⑤徒長枝、⑥胴切枝、⑦こみ枝、⑧下がり枝、⑨併行枝、⑩車枝の10種類の剪定すべき枝を、それぞれ何であるか名称を教えながら、その枝(絵)を剥していくと、あたかも切り取ったようにその下から、きれいな元の枝が現れるという内容でした。描かれた枝木が丁寧に表現され、10種類の区別・特徴が一目で分かりました。名称と同時になぜ切るべきなのかの説明をされて、絵を見ながらなので、良く頭に入りました。
 絵での説明が終り、樹木別の対応についてもお話しいただきました。アジサイは花後に上から2めの下を切るが同時に枯枝も除去する事。梅は花梅は花後にすぐ切る事、実梅は落葉後冬場に切る事など。会員からは「自宅のロウバイが花を付けない、大きくなって邪魔だが上に伸びる枝を切りたいが大丈夫か」、「庭木のコブシやヤマボウシが大きくなりすぎているので切り詰めたいが?」などいろいろな質問が出ましたが「いづれも切り詰めて問題ありません。が、枝の途中で切るのでなく、元(枝分かれ個所)から切ることが、枯れや腐れを生じさせないうえで大事なことです!」とのことでした。
 先生の次は、職員の森による制作映像で活動を振り返ってもらいました。映像は4月8日の第1回野草園育苗畑の手入れから12月4日の反省会までスライド(パワーポイント)を使って紹介してもらいました。皆さんが映っている姿を発見しては、あれは誰だとかにぎやかに画面を見ながら思い出にふけりました。画面に表示されたユーモラスなコメントや軽妙な解説も加わり、この一年を楽しく振り返りました。
 来年度も、和気あいあいと楽しく元気に活動を続けましょう!
大田温子さんの甘夏とパール柑をそれぞれ3個づつ以上お土産にいただき解散しました。