ボランティア活動

協会で活動している3つのボランティアを紹介します

過去ブログ一覧


万葉植栽ボランティア
「ゆづるはの会」

太宰府市には市域面積の約17パーセントを占める貴重な史跡地がありますが、公有化されたものの未整備のままの状態の土地に、ゴミが放置されるなどの事態が生じたこともありました。そこで、その史跡地を有効に活用し、また歴史の散歩道をたどる人々が、大宰府政庁などが建っていた頃の野山の風景を少しでも想像していただけるようにと、平成7年7月から「万葉の花講座」を開催し、万葉植物の勉強をし、実際に苗を植え始めたのがこの会の始まりです。平成21年度よりこの会の名称を「ゆづるはの会」としました。史跡地に彩りを添え、季節ごとに変わる万葉の草花を市民や観光客の方に楽しんで頂いています。

ボランティアの日々の活動をお伝えします

万葉植栽日記

2020年 10月21日
令和2年度 第7回 ソバ畑に腐葉土入れ込み&野草園の手入れ
 朝方の冷え込みは少し寒さを感じ、長袖を手にしてしまいます。今日も晴天で政庁跡の芝は朝露でぐっしょり濡れていました。活動にかかる頃は陽が良く照っていて、「アツィ-!!」と集合前に声が聞こえてました。
 さて、今日の作業は男性陣には、大宰府政庁跡にある2カ所の落葉集積所から腐葉土を運びソバ畑へに広げることでした。ソバが連作障害?で今年の秋は全く育たなかったため、来年は春に葉の花、秋にコスモスを植えることにしました。土壌改良として今回、腐葉土を投入したものです。ナイロン袋(約60cm立方体)4個で4回運びましたが、枯葉が土になっていてとても重く、袋の半分くらいしか入っていませんが、二人がかりで軽トラックから下し、引きずりながら運び、畑にぶちまけ広げました。来月初旬に耕耘機で漉き込んでもらいます。姫野さんには一人離れて政庁跡八ッ橋の花菖蒲園で耕耘機を使っての除草作業をしてもらいました。
 植栽畑(育苗園)道路向かいの野草園は猪が荒らして地面が凸凹になっているところが多く、草刈機がスムーズに動かせるように、女性陣には地面を均してもらいました。その後は植栽畑のレンガ花壇の草取りにも頑張ってもらい、今日の作業を終えました。そんな中、万葉植物に興味があるという女性が訪れ何やら尋ねていました。チャンスとばかり「楽しいですよ。あなたも加わりませんか?!」と周りで入会を働きかけましたが、残念ながらお断りされました。
  最後の懇談の場で、来年度はソバの代わりに春は菜の花、秋はコスモスを植え、連作障害を無くすようにすることを説明しました。ソバを休むのを1年にするかそれ以上にするかは、様子を見ながら決定することになりました。