ボランティア活動

協会で活動している3つのボランティアを紹介します

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万葉植栽ボランティア
「ゆづるはの会」

太宰府市には市域面積の約17パーセントを占める貴重な史跡地がありますが、公有化されたものの未整備のままの状態の土地に、ゴミが放置されるなどの事態が生じたこともありました。そこで、その史跡地を有効に活用し、また歴史の散歩道をたどる人々が、大宰府政庁などが建っていた頃の野山の風景を少しでも想像していただけるようにと、平成7年7月から「万葉の花講座」を開催し、万葉植物の勉強をし、実際に苗を植え始めたのがこの会の始まりです。平成21年度よりこの会の名称を「ゆづるはの会」としました。史跡地に彩りを添え、季節ごとに変わる万葉の草花を市民や観光客の方に楽しんで頂いています。

ボランティアの日々の活動をお伝えします

万葉植栽日記

2021年 02月03日
令和2年度 第13回 第2回冬期勉強会 
 立春の今日、第2回目となる勉強会をプラム・カルコア太宰府の多目的ホールで行いました。参加者は18名でしたが、コロナ対策で広い会場を借り、机1台に1人で座りゆったりと使いました。
 今日の講師は森弘子先生で「万葉花と万葉歌」の演題です。PowerPointを使い、写真と歌とをスクリーンに映し出して説明して頂きました。
 綺麗な万葉の花々とその花が詠まれた歌を読み上げて、歌の意味解釈と現代訳を説明してもらいました。その数、花が六十数画像、歌は百首近くありました。日頃多忙を極めていらっしゃる中で、万葉植栽ボランティア「ゆづるはの会」への支援の意味もあったと思いますが、これだけの資料を準備して頂き、ありがたいことです。万葉に詳しい先生の講義をゆったりお聞きできるのも、「ゆづるはの会」会員の特権?でしょうか。秘めた恋心や防人の惜別の悲しさを花に託して詠み上げる万葉人の立場・心に少しは近づけた気がします。改めて、万葉の花々の数の多さに気づかされたところです。野草園にも、もっともっと万葉の花を増やさねば・・・と思いました。
 春を迎え、来月からの屋外活動が待ち遠しいこの頃です。