ボランティア活動

協会で活動している3つのボランティアを紹介します

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万葉植栽ボランティア
「ゆづるはの会」

太宰府市には市域面積の約17パーセントを占める貴重な史跡地がありますが、公有化されたものの未整備のままの状態の土地に、ゴミが放置されるなどの事態が生じたこともありました。そこで、その史跡地を有効に活用し、また歴史の散歩道をたどる人々が、大宰府政庁などが建っていた頃の野山の風景を少しでも想像していただけるようにと、平成7年7月から「万葉の花講座」を開催し、万葉植物の勉強をし、実際に苗を植え始めたのがこの会の始まりです。平成21年度よりこの会の名称を「ゆづるはの会」としました。史跡地に彩りを添え、季節ごとに変わる万葉の草花を市民や観光客の方に楽しんで頂いています。

ボランティアの日々の活動をお伝えします

万葉植栽日記

2017年 10月04日
平成29年度 第13回 育苗園・野草園の手入れ
 爽やかな秋風が吹き、オミナエシやハギの花が咲いて秋を実感。
 まずは 秋ソバの花を観賞して、育苗畑に移動して今日の作業に移りました。
男性は畑の石垣とその下の溝の草取を行いました。御影石の白っぽい石垣が全部きれいに見えるようになり明るくなった感じです。
毎年2回以上手を入れています。それでも石垣の中に根を張った蔦類やシダはなかなか退治できないのですが、笹だけはバーナーで焼いた効果があったようでほとんど見られなくなりました。
 女性陣は万葉歌に詠まれた草花を植えている野草園の草取を徹底してやってもらいました。野草園には円形花壇がいくつかあり、中には雑草だけのものも・・・。根元の土がくぼんでいたのですが、どなたかに持っていかれたのでしょうか。苦労して育てていた花でしたのでとても残念です。
いつものように姫野さんが草刈りをしてくれていたので、その刈草の取り除きも行いましたが、量が多く午前中では終わり切れなかったので、引き続き午後からも職員3人で片づけました。また、猪防止の柵が傾いているところがあったので、木杭を打って補修もしました。
 今日は久しぶりに斉城先生のミニ講座をしました。畑の雑草の主役?エノコログサ・オヒシバ・メヒシバの3種を教えていただきました。
 次の活動日は10月22日(日)に開催される『環境フェスタ“まほろばの森”』の準備で草花や植木の苗をポットに移す作業を予定しています。今年は会場が太宰府市役所ですので是非ご来場いただき、私達万葉植栽ボランティアゆづるはの会で大切に育てた苗をお持ち帰りください!