ボランティア活動

協会で活動している3つのボランティアを紹介します

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万葉植栽ボランティア
「ゆづるはの会」

太宰府市には市域面積の約17パーセントを占める貴重な史跡地がありますが、公有化されたものの未整備のままの状態の土地に、ゴミが放置されるなどの事態が生じたこともありました。そこで、その史跡地を有効に活用し、また歴史の散歩道をたどる人々が、大宰府政庁などが建っていた頃の野山の風景を少しでも想像していただけるようにと、平成7年7月から「万葉の花講座」を開催し、万葉植物の勉強をし、実際に苗を植え始めたのがこの会の始まりです。平成21年度よりこの会の名称を「ゆづるはの会」としました。史跡地に彩りを添え、季節ごとに変わる万葉の草花を市民や観光客の方に楽しんで頂いています。

ボランティアの日々の活動をお伝えします

万葉植栽日記

2018年 04月21日
平成30年度 第2回 野草園・植栽畑の手入れ及び丸太橋の更新と里芋植付
 日本晴れ!初夏を思わせる日差しの中での作業でした。
今日は植栽畑の花壇の草取と里芋の植付をしました。古代食に使われた里芋です。里芋は連作を嫌うので昨年と違う場所に植え付けました。種芋はメンバーの大田さんが提供してくれました。耕耘した、柔らかい土を鍬を使って畝を作り、2列植え込みました。今日が初参加の河村さん(男性)は女性陣と一緒に、畝作り・植付を慣れた手つきでこなしていました。
 植栽畑の中の溝にかけている丸太の橋が腐ってきたので、架け替えました。鈴木さんが現場監督で指揮を執ります。まず、表面の土をはぎ取り、古い丸太を取り去ります。今回の橋は、強度を保つために、両側にコンクリートブロックを並べ、それに新しい丸太を渡しました。また、古い橋は丸太の上に薄いビニールを敷いてありましたが、今回はブルーシートを敷いて、土を被せました。これは、直接土を被せると腐りやすくなるので、少しでも腐らないようにするためです。これらの作業は男性陣が頑張ってくれました。
 初夏の陽気で野草園の雑草もぐんぐん伸びてきました。刈払機と自走式の草刈機を使って伸びた草を刈り取り、万葉の草花を植えている円形花壇内の草取りや花壇回りの坪狩りも行いました。そして、試行錯誤しながら作った万葉植物名を記した標識を新しく設置しました。円形花壇は担当制にし、各自が好きな植物を植えているので、手入れに、より熱が入るようです。