ボランティア活動

協会で活動している3つのボランティアを紹介します

過去ブログ一覧


万葉植栽ボランティア
「ゆづるはの会」

太宰府市には市域面積の約17パーセントを占める貴重な史跡地がありますが、公有化されたものの未整備のままの状態の土地に、ゴミが放置されるなどの事態が生じたこともありました。そこで、その史跡地を有効に活用し、また歴史の散歩道をたどる人々が、大宰府政庁などが建っていた頃の野山の風景を少しでも想像していただけるようにと、平成7年7月から「万葉の花講座」を開催し、万葉植物の勉強をし、実際に苗を植え始めたのがこの会の始まりです。平成21年度よりこの会の名称を「ゆづるはの会」としました。史跡地に彩りを添え、季節ごとに変わる万葉の草花を市民や観光客の方に楽しんで頂いています。

ボランティアの日々の活動をお伝えします

万葉植栽日記

2018年 06月27日
平成30年度 第9回 花菖蒲の株分け
 今日は先週雨で流れた活動の振替日で、梅雨の合間の作業となりました。
戒壇院裏の花菖蒲園で「花菖蒲の株分け」を行いました。同時に、草取りの代わりとなる耕うんをするため、縦横に碁盤目状に株を植え直すことにしました。これまで、縦の列のみ耕耘機で除草していましたが、それでは雑草が繁茂し過ぎるからです。
 作業に先立ち、斉城先生から、①株分け、②植え方の説明をしてもらいました。
①株分けをするときに今年の花柄が付いた株は捨てる。一株ごとに分けて、葉を切るが両外側を短く中央を相対的に長くすること。
②植付は植える場所(直径15cm程度内)に小さい株は4〜6株を同心円状に植える。植える時の株の向きに注意する。向きは株の根元の曲がりの内側(腹側と呼ぶ)を中心に向けて植える。鉢植えであれば、鉢の内側に腹を向ける。
とのことでした。
 前にもこの欄で説明しましたが、ハナショウブは3年目が一番きれいに咲き、4年目から急激に花付きが悪くなるので、普通、株は3年で植え変えるのが理想です。その際は、株分けした2年目の物を植え付けるそうです。そうすると毎年きれいな花が見られ、菖蒲園らしさが保たれるようです。また、鉢植えにしている方は、毎年植え変えるのが良いそうですので参考にされてください。 来週もこの株分け作業を行う予定です。

今、万葉植栽育苗畑にはオレンジ色の「ベニバナ」と「ハンゲショウ」の白い花(写真右後ろ)が満開です!
ぜひ、見に来て下さい!!