ボランティア活動

協会で活動している3つのボランティアを紹介します

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万葉植栽ボランティア
「ゆづるはの会」

太宰府市には市域面積の約17パーセントを占める貴重な史跡地がありますが、公有化されたものの未整備のままの状態の土地に、ゴミが放置されるなどの事態が生じたこともありました。そこで、その史跡地を有効に活用し、また歴史の散歩道をたどる人々が、大宰府政庁などが建っていた頃の野山の風景を少しでも想像していただけるようにと、平成7年7月から「万葉の花講座」を開催し、万葉植物の勉強をし、実際に苗を植え始めたのがこの会の始まりです。平成21年度よりこの会の名称を「ゆづるはの会」としました。史跡地に彩りを添え、季節ごとに変わる万葉の草花を市民や観光客の方に楽しんで頂いています。

ボランティアの日々の活動をお伝えします

万葉植栽日記

2020年 09月02日
令和2年度 第4回 野草園の手入れ、ベニバナの花柄から種子の選別作業
  台風9号が東シナ海・九州西海上を北上中で、天気が心配でしたが、にわか雨覚悟で活動することを昨日連絡し、8名の方に参加していただきました。幸い雨には降られませんでしたが、作業にかかると風もそこそこあり、曇り空ながら汗が吹き出しました。
 職員を含み男性8名で野草園の刈り草を片付けました。雨で活動ができずに草ぼうぼうの状態だったので職員が先週草刈りしたものです。松葉ほうきでかき集め、リヤカーと二輪車で運び、野草園の片隅に集積して、たい肥にします。途中休憩をはさんで水分補給をしながら、熱中症一歩手前となる方も??、用心しながらの作業でした。
 一方、女性3人は3月に収穫したベニバナの花柄から、種子を選別してもらいました。うち一人は草取りがしたいと申し出られて、黙々と草取りに精を出してもらいました。種子の選別は、菊のつぼみ状態の1cm程度の花柄を手でもみほぐし種をとるのですが、どうしても花柄の屑が混じり、後で取り除く作業が必要です。屑交じりの種がバケツ7分目2個分とれました。後日斉城先生が屑を取り除くとのことでした。
 野草園にはオミナエシ(女郎花)が満開です。本来ならキキョウ(桔梗)の花やワレモコウなども見れるはずですが、なくなってしまいました。イノシシが荒らしたのか人が持ち去ったのかわかりませんが、ヒトリシズカやオキナグサも見当たらず、花菖蒲園の株もところどころなくなり、寂しい限りです。ノカンゾウが育苗畑やテニスコート下に花を咲かせています。また、今日は、斉城先生にススキに寄生するナンバンギセルを見せてもらいました。
 万葉植栽ボランティア「ゆづるはの会」では会員募集中です!この活動を通し史跡地の景観を少しでも良くしたいと頑張っています。少しでも興味のある方、私達の活動にご賛同いただける方はぜひ一緒に活動してみませんか?みんなで歴史と緑豊かな景観を育てましょう!