2018年 06月27日
平成30年度 第9回 花菖蒲の株分け
今日は先週雨で流れた活動の振替日で、梅雨の合間の作業となりました。
戒壇院裏の花菖蒲園で「花菖蒲の株分け」を行いました。同時に、草取りの代わりとなる耕うんをするため、縦横に碁盤目状に株を植え直すことにしました。これまで、縦の列のみ耕耘機で除草していましたが、それでは雑草が繁茂し過ぎるからです。
作業に先立ち、斉城先生から、①株分け、②植え方の説明をしてもらいました。
①株分けをするときに今年の花柄が付いた株は捨てる。一株ごとに分けて、葉を切るが両外側を短く中央を相対的に長くすること。
②植付は植える場所(直径15cm程度内)に小さい株は4〜6株を同心円状に植える。植える時の株の向きに注意する。向きは株の根元の曲がりの内側(腹側と呼ぶ)を中心に向けて植える。鉢植えであれば、鉢の内側に腹を向ける。
とのことでした。
前にもこの欄で説明しましたが、ハナショウブは3年目が一番きれいに咲き、4年目から急激に花付きが悪くなるので、普通、株は3年で植え変えるのが理想です。その際は、株分けした2年目の物を植え付けるそうです。そうすると毎年きれいな花が見られ、菖蒲園らしさが保たれるようです。また、鉢植えにしている方は、毎年植え変えるのが良いそうですので参考にされてください。 来週もこの株分け作業を行う予定です。
今、万葉植栽育苗畑にはオレンジ色の「ベニバナ」と「ハンゲショウ」の白い花(写真右後ろ)が満開です!
ぜひ、見に来て下さい!!
2018年 06月06日
平成30年度 第8回 ソバの花観賞とサツキの挿し木
今日はソバの花と花菖蒲を観賞した後、サツキの挿し木をする予定でしたが、梅雨空の小雨の天気・・・。ただ小雨程度なら、挿し木は大宰府展示館の庇の下で行えば実施可能!と判断し、植栽活動決行しましたが、やはり、雨の中参加するのを控えた方が多く、最近では最も少ない8名の参加者となりました。
そんなこんなで、ソバ畑横でサツキの挿し穂を採取した後は、本日予定していた花菖蒲の観賞は省略して、展示館へ直行。水に浸した挿し穂を手にとり、サツキの栽培経験豊富な鈴木さんの指導を受けながら、一本一本丁寧に挿し穂を作り、鹿沼土を入れたプランターへびっしり差し込んでいきました。プランターの底の方には普通の鹿沼土を敷き、その上に細粒の鹿沼土を入れました。挿し木する前と後でたっぷり水をやります。鈴木さんは「鉢なら、バケツの水に浸けて底から水を吸い込ませることで、土中の空気も新しいものと入れ替えられるので良いですよ」とのことでした。
挿し終わったプランターはミストルームにするため、ビニールを被せ天井に熱気抜の穴を2,3か所あけました。日陰であれば梅雨の間は水遣りの必要はほぼないと斉城先生からの説明。
挿し穂が根を出すにはまず
①乾燥を絶対避けなければならないこと。
②適度の湿り気が必要。
③温度は20度前後であまり変化させないこと。
④強い日差しは避けること。
といった管理が必要のようです。直射日光を避け、乾燥をさせないようにするため、職員の目が届く展示館に置くことにしました。秋口にはうまく根を出してくれたかが分かるでしょう。
今日はデジカメの調子が悪かったのか、デジカメのメモリカードの取り扱いが悪かったのか、経過を撮影した映像が消えてしまいました。別のカメラに何とか画像が残っていましたが、挿し木が終了した時のものだけです。スイマセン。