2012年 02月16日
太宰府検定への道 第5回 客館跡・榎社・般若寺コース
平成24年5月19日(土)に実施する「太宰府検定」にむけて
史跡地を歩きながら、太宰府の歴史・史跡・伝説などを学ぶ
講座が「太宰府検定への道」です。
第5回の1月28日(土)は6班に分かれて客館跡・榎社・般若寺
コースを歩きました。
担当解説員:井土善博、江口和彦、尋木康一
原田拓司、藤田百合子、矢野文夫
西鉄操車場跡地(大宰府政庁跡から約1キロ南)の発掘調査で
奈良時代の「大型建物群」、新羅製金属食器の「佐波理」出土、
労役の帳簿の「木簡」、平安時代の大宰府の官長の腰帯「白玉
帯」などが発掘されたことから、奈良時代から平安時代初頭に
外国使節をもてなす古代の迎賓館「客館」が存在していた可能
性が高まってきました。
西鉄操車場跡地の前にて
太宰府市文化財課 白石さん
榎社
901年に左遷された菅原道真公が亡くなるまでの2年間住んで
いた配所で、当時「府の南館」と呼ばれました。
ここで「不出門」「九月十日」などの多くの漢詩を詠みました。
隈麿之奥都城(隈麿の墓)
道真公は、隈麿と紅姫という二人の幼子を連れて大宰府に下って
きました。府の南館の生活は大変厳しいもので、左遷の翌年、
隈麻呂は病にかかり急逝しました。この墓の傍らには六弁の花
をつける梅の木があります。
六弁の梅