2013年 01月23日
1月23日のご案内
解説員養成講座(現地研修)
担当解説員:川野隆生、山本呈子
行程:大宰府展示館~大宰府政庁跡~武藤少弐氏の墓~学校院跡
~観世音寺~戒壇院
昨年5月に実施された「第1回太宰府検定」の中級合格者のうち
13名の方が現在解説員養成講座を受講されています。昨年の10月
から講義が始まり、今月からは実際に案内する現地での研修です。
2班に分かれ、各班に先輩解説員が1名ついて日頃どのような
やり方で、何に気をつけてご案内をしているかなどの話を交え
ながら、大宰府展示館から観世音寺まで廻りました。
展示館のなかでは市内のジオラマや建物の模型をなどを前に
如何に分かりやすく話すかをアドバイス。
政庁跡正殿の礎石は3段作りの立派なもので、それによって柱の
大きさが分かります。メジャーで実際に測って見ると約72㎝でした。
去年の検定問題に出題されていたものを、自分の目で確かめる
狙いもありました。
大宰府学校院跡にて
学校院は奈良・平安時代における官吏養成の教育機関で、大宰府
には府学がおかれ、200人余の学生が学んでいたところです。
観世音寺境内にある清水記碑を前にして
清水山観世音寺の寺号の起こりや、源氏物語にも書かれた由緒
有るお寺であることが書かれた石碑…等の説明に熱心にメモを
とってありました。
今回が現地研修1回目ということもあり、2回目以降を担当する
解説員も参考のため数名参加しました。
受講生の方々は、解説員になろうという意志を持った方々です
ので、とても熱に話を聞いてありました。
また希望者の方のみ山本呈子さんがご観世音寺の宝蔵をご案内し
皆さんに大いに満足していただけたようでした。
【文・写真:藤田】